「ロボット」と「からくり」の違いを分かりやすく解釈

「ロボット」と「からくり」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ロボット」「からくり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ロボット」とは?

「ロボット」とは、英語で“robot”と綴ります。

この言葉は作家チャペックが戯曲「人造人間」の中で使った造語です。

「ロボット」の意味とは、人造人間で、人間に似た動き、見た目を持っていて、複雑な動き、作業をコンピューター操作により行わせることができる、そのような装置のことを言います。

またそこから、人の言うがままになっている人、動く人のことを「ロボット」とも言い表しますが、これは悪口のようなものですから、本人に面と向かって言うべき言葉ではないと覚えておきましょう。

「産業用ロボットとして開発された」「今にこの仕事もロボットがこなすようになるのではないか」「彼は親のロボットのようだ、自由もなくてかわいそうに」「私はあんたのロボットじゃない」などと、使います。

「からくり」とは?

「からくり」とは、糸、ぜんまい、水などの動力を利用して人形、器物を動かす仕掛けのことを言います。

また「からくり人形」の略でもあります。

それ以外の意味としては、機械が動く原理、仕組み、計略、たくらみといったものもあります。

「からくり」という言葉がどのような意味で使われているのか、前後にある言葉で判断するようにしましょう。

「時計のからくり」「これで、からくりが読めた」「可愛いからくり人形」などと、使います。

「ロボット」と「からくり」の違い!

「ロボット」「からくり」の違いを、分かりやすく解説します。

これらの言葉は、どちらも人間が作った人形という意味合いでは同じです。

ですが、発明された時代、内容が違いますので、使い分けるようにしてください。

まず「ロボット」ですが、これは人造人間のことで、コンピューター操作により、自動的に作業などを行わせるものを言います。

一方の「からくり」とは、糸、ぜんまい、水などの動力を利用した仕掛け人形のことを言います。

古い時代からあるもので、コンピューター、電気などは基本的には使っていないものと覚えておきますと区別がつけやすいでしょう。

また「からくり」には複数の意味合いがありますので、そちらも併せて覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「ロボット」「からくり」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味を理解して、使っていくようにしましょう。