「よろしく」と「初めまして」の違いを分かりやすく解釈

「よろしく」と「初めまして」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「よろしく」「初めまして」の違いを分かりやすく説明していきます。

「よろしく」とは?

「よろしく」とは、副詞で、複数の意味合いがある言葉です。

まず一つめは適当に、上手い具合にという意味です。

「彼は今頃、よろしくやっているだろう」などと使いますが、これは、自分のいいように上手くやっているという意味合いです。

二つめは、相手に便宜をはからってもらう、配慮を願う、お世話になるといった意味です。

日常生活、仕事においてはこの意味合いで使うことが一番多いのではないでしょうか。

「今後もよろしく」「これから、よろしくお願いします」「よろしく言っておいて」などと使います。

三つめは、他の言葉について、その内容が「あたかも…らしく」の意味となります。

「ベテラン歌手よろしく、熱唱する」などと言いますと、まるでベテラン歌手のごとく熱唱しているといった意味になります。

「よろしく」という言葉はこのように複数の意味がありますので、前後にある言葉からどの意味合いなのかを判断するようにしましょう。

「初めまして」とは?

「初めまして」とは、初対面の人に対してする挨拶言葉となります。

この言葉だけで使うのではなく、後に自分の名前を言うのが一般的です。

「初めまして、佐藤と申します」「皆さん初めまして、私は田中と言います」などと、使います。

「よろしく」と「初めまして」の違い!

「よろしく」「初めまして」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、挨拶言葉という共通点があります。

ですが、使い方に違いがありますので違いを見ていきましょう。

まず「初めまして」ですが、これは初対面の人に対する挨拶言葉です。

まずはこの一言から始まると覚えておきましょう。

一方の「よろしく」は、便利に使える挨拶言葉と言えます。

相手に便宜を図ってもらう時、配慮をお願いする時、お世話になる時などに使います。

例えば本音では、相手を頼る気などなく、自分で頑張るつもりと思っていたとしても、一言「よろしく」と言うことで相手との関係性がスムーズになるものです。

このように意味がまったく違う言葉ですので「初めまして、田中です。

今日はどうぞよろしくお願いします」
といったように一つの文章、会話に「初めまして」「よろしく」が一緒に存在してもおかしくはないのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「よろしく」「初めまして」二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「よろしく」は挨拶言葉以外にも意味がありますので、その意味も併せて覚えておくようにしましょう。