「泣き虫」と「泣き上戸」の違いを分かりやすく解釈

「泣き虫」と「泣き上戸」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「泣き虫」「泣き上戸」の違いを分かりやすく説明していきます。

「泣き虫」とは?

「泣き虫」の意味と使い方について紹介します。

「泣き虫」の意味

「泣き虫」「なきむし」と読みます。

意味は「ちょっとしたことでもすぐに泣いてしまう人こと」になります。

「泣き虫」の使い方

「泣き虫」は、普通の人ならば気にしないことでも気になってしまい、すぐに泣いてしまう人のことを言います。

悲しいことだけではなく、嬉しかったり感動したりしてもすぐに泣いてしまうのです。

「泣き虫」は動詞「泣く」「虫」が組合わさった言葉で、虫の泣く様子に例えています。

「虫」は人間よりも小さくて弱い存在である為に、「弱々しい様子」として使われています。

「虫」と呼ぶことで、見下す意味も含まれているのです。

「泣き上戸」とは?

「泣き上戸」の意味と使い方について紹介します。

「泣き上戸」の意味

「泣き上戸」「なきじょうご」と読みます。

意味は「お酒を飲んで酔っ払うと急に泣き出してしまう人のこと」という意味です。

「泣き上戸」の使い方

「泣き上戸」は、普段は何ともないのですが、お酒が入ると急に泣き出してしまう人のことを言います。

きっかけは何でも良く、酔っ払った時の癖になります。

「泣き上戸」は動詞「泣く」「上戸」を組み合わせた言葉です。

「上戸」は平安時代から使われていた言葉で、お金持ちで使用人が多く、納税額の多い家のことを「上戸」と呼んでいたことに由来しています。

「上戸」=「稼ぎが多い」=「婚礼に用いるお酒の数が多い」=「大酒飲み」として使われる様になったのです。

「泣き虫」と「泣き上戸」の違い!

「泣き虫」「ちょっとしたことですぐに泣いてしまう人のこと」です。

「泣き上戸」「お酒が入ると急に泣いてしまう人のこと」です。

まとめ

今回は「泣き虫」「泣き上戸」の違いをお伝えしました。

「泣き虫はお酒が入らなくても泣く」「泣き上戸はお酒が入ると泣く」と覚えておきましょう。