この記事では、「切望」と「熱望」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「切望」とは?
「切望」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「切望」は「せつぼう」と読みます。
「切望」は、「心から強く望むこと」という意味があります。
何かを心から強く望むとき、また、そのような様子を見たときに、「切望」という言葉を使ってみましょう。
例えば、世界が平和になるよう、心から強く望んでいる人を見たとき、「世界平和を切望する人」などと言い表すことができます。
また、試合に臨むスポーツ選手が、優勝することを、心から強く望んでいる場合は、「優勝を切望する」と心理を言葉にすることができます。
さらに、ビジネスシーンなどで、取引先の人などと会って、話をしたい気持ちを伝える時、「お会いすることを切望しております」などという文章にできます。
このように、何かを心から強く望む場面で、「切望」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
「熱望」とは?
「熱望」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「熱望」は「ねつぼう」と読みます。
「熱望」は、「熱心に望むこと」という意味があります。
何かを熱心に望むとき「熱望する」と言います。
例えば、働いてみたい職場がある人が、バイトをしたい気持ちを言葉にするとき、「バイトできることを熱望しています」などと言い表すことができます。
また、自分の会社に来てほしい人材がいて、熱心に望んでいる場合は、「有望な人材に、会社に入ってもらいたいと熱望する」という文章にできます。
他にも、ある映画がヒットして、第2弾作品を望む熱い声が集まったようなとき、「第2弾を熱望する声が集まる」などという文章にできます。
他にも、ある小説が生まれる時に、その小説がこの世に生まれることを作者が熱心に望んでいたという場合は、「作者の熱望が生んだ傑作小説」などという文章を作ることができます。
このように、熱心に望んでいる様子を見たとき、「熱望」を使ってみましょう。
「切望」と「熱望」の違い
「切望」と「熱望」の違いを、分かりやすく解説します。
「切望」は、「心から強く望むこと」という意味があります。
一方で「熱望」は、「熱心に望むこと」という意味があります。
このように、どちらの言葉も、何かを望む気持ちを言葉にしたものになります。
ほとんど同じ意味で使うことができますが、望む気持ちに、「熱さ」が加わっていると感じた場合は、「熱望」を使うようにしましょう。
何かが達成するよう願っている時、その人の様子に、熱を感じられた場合は、「切望」ではなく、「熱望」を使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
「切望」と「熱望」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、ほとんど同じ意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。
