この記事では、「改名」と「襲名」の違いを分かりやすく説明していきます。
「改名」とは?
「改名」とは、名称を変更することです。
その解釈で広く使うことができる言葉で、商品名を変更する場合や、ソフトのバージョンが新しくなって名前が変わる時など、色々なケースで用いられます。
人に対して使われることもあり、芸能人が本名から芸名に「改名」する、その芸名を更に「改名」して新しい名前にするといったことはよく行われており、例えば、芸能人の我修院達也氏は、その前の若人あきら氏という芸名から「改名」してその名前になりましたが、元は本名の菅野彰之介氏から「改名」しています。
「襲名」とは?
「襲名」とは、代々続いている名跡を継ぐことに使われる言葉です。
芸名に対する話で、こちらも「改名」には変わりませんが、主に伝統芸能の世界(歌舞伎など)で位が上の名前を継ぐ時に用いられます。
こちらの例では、市川海老蔵氏(2020年2月現在)が、元の市川新之助氏という名前からそれを「襲名」しており、今後、市川團十郎氏という更に上に当たる名前への襲名が予定されています。
大相撲の行司もこの「襲名制」となっており、立行司の木村庄之助、式守伊之助という名前は共に代々受け継がれています。
よって、いつの時代でも立行司はその2人(の名前)なのです。
「改名」と「襲名」の違い
「改名」と「襲名」の違いを、分かりやすく解説します。
「改名」は、物やサービスの名称、及び人の名前の変更で、「襲名」は、名跡のある現在より上の位になる名前を受け継ぐことに使われる言葉となっています。
「襲名」も、「改名」になることには違いありませんが、そのような立場になれた、ようやくそこまで辿り着いたといったニュアンスが含まれると考えると分かりやすいでしょう。
まとめ
「改名」と「襲名」は、このような違いのある言葉です。
「改名」は、広く用いられている表現で、会社の名前が変わるような場合にもこちらを使うことができます。