「和裁」と「洋裁」の違いとは?分かりやすく解釈

「和裁」と「洋裁」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「和裁」「洋裁」の違いを分かりやすく説明していきます。

「和裁」とは?

「和裁」とは?

和裁とは、わさいという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば即座に理解出来ますが、日本とかゆったりとして角が立たないといった意味がある和の漢字に、布を断ち切るとか外見等をの意味がある裁の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。

だからこそ和裁は、着物や浴衣といった和服を制作する事を表すのです。

「和裁」の使い方

和裁は、浴衣や着物といった和服の裁縫を行う事を意味する言葉として使われています。

和という漢字が使用されている事から分かる様に、あくまで和服に限定して服を作るといった意味を表す言葉です。

なので洋服とは制作する方法自体が異なっており、型紙を使わずに使用する反物に直に印を付けながら、和服を仕立てて行く際に、この和裁という言葉が使われています。

なので当然の事ですが、洋服を制作する際には、この和裁という言葉を使用する事は出来ません。

「洋裁」とは?

「洋裁」とは?

洋裁とは、ようさいという読み方をする言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、せいようや広く大きい海といった意味を持つ洋の文字に、さいほうや善悪を判断して決めるといった意味を所有する裁の文字を加える事で成立した言葉となっているのです。

そのため洋裁は、洋服を制作するために行う裁縫を示します。

「洋裁」の使い方

洋裁は、文字通り洋服を制作する事を表現する言葉として用いられているのです。

しかも縫うという工程だけでなく、型紙を作った上で裁断したり、仮縫いや本縫いといった洋服を作る際の全ての工程を含む形でこの言葉が使用されています。

ただしあくまでスーツやドレス、コートやブラウスといった洋服に対して用いるべき言葉であり、着物を作る時にはこの洋裁という言葉を使う事は出来ません。

「和裁」と「洋裁」の違い

「和裁」と「洋裁」の違い

和裁と洋裁の文字表記を見比べれば、最初に付くのが和と洋という明らかな漢字の違いに気付く事が可能です。

所が2文字目は同じ裁の文字であり、どちらも服を作るという意味を持っている点はややこしい所だと言えます。

ただし最初に和と洋の文字の違いがある事で、持つ意味合いにも明確な違いが生じているのです。

まず和裁ですが、和の文字が表す様に着物や浴衣といった和服を作る、という意味を持っています。

一方の洋裁は、こちらも洋の文字が付く事で理解出来る様に、スーツやドレスといった洋服を制作する、という意味を有しているのです。

まとめ

まとめ

2つの言葉は、どちらも2文字目に同じ裁の漢字が用いられており、服を制作する、という意味を持つ言葉同士となっています。

ですが最初の文字が和と洋という違いがある事で、制作する服の種類に違いが生まれているのです。

ちなみに和裁の方は、浴衣や着物といった和服を制作するという意味で使用される言葉となっています。

対する洋裁は、ドレスやスーツといった洋服を作る、という意味で用いられる言葉です。