この記事では、「ミドルネーム」と「ニックネーム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミドルネーム」とは?
「ミドルネーム」は、「海外で名前と姓の間にあるもう一つの名前のこと」という意味です。
海外では、「ファーストネーム(名前)・ミドルネーム(名前)・ラストネーム(姓)」と、2つ以上の名前を持っている人も多くいて、間の名前であることから「middle name(中間の名前)」と呼ばれているのです。
一般的にはファーストネーム+ラストネームで呼ばれることが多く、親しい人でないと知らない場合もあります。
例えば「James Paul Green」の場合、「Paul」が「ミドルネーム」になります。
「ミドルネーム」の使い方
「ミドルネーム」は、「海外で名前と姓の間にあるもう一つの名前のこと」に使われます。
「クリスチャンネーム」とも呼ばれ、キリスト教信者の場合は洗礼名が付くことが多くなります。
また、由緒ある家系の場合、長男が先祖の名前を付けたり、歴史上の有名人にちなんでつける場合もあります。
基本的に、海外で普段使用しいてる名前の他に付けられた名前に対して使われる言葉です。
「ニックネーム」とは?
「ニックネーム」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ファーストネームから変化した愛称」という意味で、「James」が「Jim/Jimmy」と呼ばれたり、「Elizabeth」が「Beth」「Betty」と呼ばれたりすることを言います。
2つ目は「名前とは関係ないあだ名」という意味で、本来の名前とは関係なく、その人の個性や特徴などから付けられる愛称のことを言います。
上記に共通するのは「普段使われる愛称」という意味です。
「ニックネーム」は「nickname」と書き、語源は中世に使われていた「ekename」から来ています。
「eke」は「その上」「それに加えて」という意味で、「nickname」で更に付け加えられた名前になります。
「an ekename」を口語で発音すると「アニクネーム」に近い発音になり、そこから変化して「a nickname」になりました。
「ニックネーム」の使い方
「ニックネーム」は「ファーストネームから変化した愛称」「名前とは関係ないあだ名」という意味で使われます。
英語では動詞として「あだ名をつける」という意味でも使われます。
基本的に、本名以外で、その人の個性や特徴にちなんで付けられる名前に使われる言葉で、本人がその名前で呼ばれたくないと思っていることもあります。
「ミドルネーム」と「ニックネーム」の違い
「ミドルネーム」は「海外で普段使用している名前の他に付けられた名前」という意味です。
「ニックネーム」は「名以外で、その人の個性や特徴にちなんで付けられる名前」という意味です。
「ミドルネーム」の例文
・『彼のミドルネームを聞いてびっくりした』
・『彼はミドルネームが3つもある』
・『彼はミドルネームまで父親と同じだ』
・『彼女は普段からミドルネームを使っている』
「ニックネーム」の例文
・『メガネというニックネームは嫌いだ』
・『ニックネームはいじめにつながる』
・『息子の小学校ではニックネーム禁止だ』
・『外資系なのでニックネームを付けられた』
まとめ
今回は「ミドルネーム」と「ニックネーム」について紹介しました。
「ミドルネーム」は「間にある名前」、「ニックネーム」は「名前とは別に付けられる名前」と覚えておきましょう。