この記事では、「直近」と「間近」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「直近」とは?
「直近」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「直近」は「ちょっきん」と読みます。
「直近」は、「現時点から最も近いこと」という意味があります。
例えば、サッカーの試合を振り返る時、現時点から最も近い、5試合に限定した場合は、「サッカーの、直近5試合を振り返り、状況を分析する」などという文章を作ることができます。
また、現時点から最も近い会議について話すとき、「直近の会議の議題について」などと表現するかもしれません。
さらに、最新のニュースを知りたいと思った時、「直近のニュースを見たい」などと発言することができます。
他にも、エピソードを語る時に、最も今に近い時期に起こったエピソードだという場合は、「直近のエピソードを語る」と表現できます。
このように、現時点から最も近い何かについて言葉にするとき、「直近」を使うようにしてみましょう。
「間近」とは?
「間近」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「間近」は「まぢか」と読みます。
「間近」は、「間近いこと。
その様子」という意味があります。
ちなみに「間近い(まじかい)」には、「時間的、空間的に隔たりが少ない」という意味があります。
例えば、家から駅までの空間的距離が少ないと感じられる場合、「駅まで間近な家に住んでいる」と表現できます。
また、12月に入り、お正月まで時間的隔たりが少なくなってきたと感じた場合は「お正月が間近に迫っている」などという文章を作ることができます。
さらに、芸能人を、距離の隔たりがない位置で見たとき、実物よりきれいだと感じたら、「芸能人を間近に見たら、テレビよりもきれいに見えた」などと表現することができます。
他にも、「出荷が間近に迫っている」とか、「映画の公開が間近だ」などという文章にできます。
「直近」と「間近」の違い
「直近」と「間近」の違いを、分かりやすく解説します。
「直近」は、「現時点から最も近いこと」という意味があります。
一方で、「間近」は、「間近いこと。
その様子」という意味があります。
どちらも、「近いこと」を意味する言葉になります。
どちらも近いのですが、「直近」には「最も近い」という意味があります。
「間近」は近いことを意味しますが「最も近い」という意味は含まれていません。
そのため、「間近」は近いことに関して、全般的に使うことができるのに対して、「直近」は、最も近いことに限定して使う言葉だという違いがあります。
まとめ
「直近」と「間近」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、よく似た場面で使うことができる言葉ですが、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。