「未開封」と「未使用」の違いとは?分かりやすく解釈

「未開封」と「未使用」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「未開封」「未使用」の違いを分かりやすく説明していきます。

「未開封」とは?

「未開封」とは?

封が切られていない状態のことです。

「未」には、いまだ~していないという意味があります。

「開封」とは封を切ることです。

箱や袋など口をふさぐことが封です。

スーパーやコンビニなどで売られている商品は、すべてこの状態になっています。

パン売り場を見ると、メロンパン、クリームパン、あんぱんなどが袋に入った状態で売られています。

袋はすべて口のところが閉まっています。

誰もまだ開けていない状態です。

この状態が「未開封」です。

袋の口が閉まっているので、誰も中のものを触っていないことがわかります。

食品の場合は、誰も触っていないことがわかると、異物の混入などの心配がなく、安心して口にすることができます。

郵便物を送るときには、一般的には口の部分を閉じておきます。

郵便物を受け取った人が中のものを見るためには、口を開けなければなりません。

受け取ってまだ口を開けていない状態が「未開封」で、口を開けたら「開封」した状態です。

「未開封」の使い方

袋や箱などの口をまだ開けていない状態を指して使用します。

袋や箱に入っている商品、郵便物について使われることが多いです。

「未使用」とは?

「未使用」とは?

まだ使っていない、またそのさまという意味です。

「使用」には、物などをある目的のために働かせるという意味があります。

「未」はいまだ~していないという意味なので、「使用」「未」をつけると、今だ使っていないという意味になります。

衣料品店に行くとまだ誰も使ったことがない服が売られています。

これは「未使用」品です。

リサイクルショップでも服が売られています。

リサイクルショップで売られている物の多くは、自分が使っていたけれど要らなくなったものです。

誰かが以前に着ていて、それをお店が買取って並べている場合、その服は「使用」されているものです。

手紙を出すときには、封筒に切手を貼ります。

まだどこにも貼っていない切手は「未使用」なものになります。

貼ってしまったら使ったものです。

「未使用」の使い方

まだ使っていないことを指して使用する言葉です。

物や金銭などについていいます。

「未開封」と「未使用」の違い

「未開封」と「未使用」の違い

どちらの言葉にも、いまだ~でないという意味を持つ漢字である「未」が使用されています。

この点は似ているのですが、意味は異なります。

「未開封」は袋や箱などの口を開けていないことです。

中古品を袋に詰めて郵送をした場合、中の物はすでに使ったものですが、受け取ってまだ口を開けていないなら「未開封」です。

「未使用」はまだ使っていないことです。

「未開封」の例文

「未開封」の例文

・『未開封であることを確かめる』
・『未開封の印がついている』

「未使用」の例文

「未使用」の例文

・『未使用品を探している』
・『未使用であることにこだわる必要はない』

まとめ

まとめ

いまだ~でないという意味を持つ点が似ていますが、一方は開けていないこと、もう一方は使っていないことで、意味が異なります。