「奇妙」と「不思議」の違いを分かりやすく解釈

「奇妙」と「不思議」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「奇妙」「不思議」の違いを分かりやすく説明していきます。

「奇妙」とは?

「奇妙(きみょう)」とは、「普通とは違っていて珍しいこと・普通ではなくて風変わりなさま」を意味している表現です。

例えば、「奇妙な慣習が残っている村でした」「奇妙な形をした植物を見つけました」といった例文で使用することが可能です。

「奇妙」という言葉には、「ある物事について理屈・常識では説明することができないこと」の意味合いもあります。

「不思議」とは?

「不思議(ふしぎ)」とは、「なぜそうなるのかの理由や原因を思いはかることができないさま」「自分の常識・認識・理解の範囲を超えていて説明がつかないこと」を意味している「不可思議(ふかしぎ)」を略した言葉です。

また「不思議」の意味として、「非常識なこと(常識から外れているさま)・突飛(唐突)なさま」もあります。

例えば、「原因不明の不思議な出来事が起こりました」「不思議な雰囲気を持った女性でした」などの文章で使われます。

「不思議」という表現には、「人知をはるかに超えていて思いはかることも表現することもできない」「不可思議」を語源とする仏教用語の意味合いもあります。

「奇妙」と「不思議」の違い!

「奇妙」「不思議」の違いを、分かりやすく解説します。

「奇妙」「不思議」「なぜそうなるのかの原因・理由を理屈・常識では説明できないこと」という同じ意味合いを持っていますが、「奇妙」という言葉は「不思議」よりも「普通や標準と違っていて珍しい」のニュアンスが強くなっている違いがあります。

例えば、「奇妙な服装をしていました」という文章は「不思議な服装をしていました」よりも、「風変わりである・普通ではなくて変(異様)である」といった意味のニュアンスが強調されています。

「不思議」の表現は「普通ではなくて変・風変わりなさま」というニュアンスはほとんどなくて、「不思議な服装」という文章も「自分の常識やセンスからは理解することの難しい服装」の意味合いになります。

まとめ

「奇妙」「不思議」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「奇妙」とは「普通とは違っていて珍しいさま」「原因・理由を合理的に説明できないこと」を意味していて、「不思議」「どうしてそうなるのかの原因を理屈・常識では説明できないさま」「人知を遠く超えていること」を意味している違いがあります。

「奇妙」「不思議」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。