この記事では、「散歩」と「ウォーキング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「散歩」とは?
健康維持や気分転換などのために、ぶらぶらと歩くことです。
「歩く」なので、常に左右どちらかの足が地面に着地しています。
歩く速度はこの言葉の意味にふくまれていませんが、ぶらぶら歩くことなのでそれほど速くはありません。
日本人の平均歩行速度は4km/hほどです。
歩く場所の意味もこの言葉には含まれていませんが、歩きやすい場所が選ばれます。
人通りが少ない道などを選び、人で混雑している駅前などではないということです。
しかし、駅周辺に住んでいる人なら、駅周辺で「ウォーキング」をすることはあります。
気分転換が目的の場合は、自然が多い場所が選ばれることが多いです。
公園や整備された遊歩道などが選ばれます。
犬と一緒にこの行為が行われることもあります。
これは犬の健康維持やストレス発散などが主な目的です。
「散歩」の使い方
健康維持や気分転換などのために、ぶらぶら歩くことを指して使用する言葉です。
歩くといっても、せかせか歩く、バタバタ歩くなどありますが、この言葉は比較的ゆったりした歩き方を指すことが多いです。
「ウォーキング」とは?
「ウォーキング」には3つの意味があります。
1つめは歩くことです。
何の目的で歩くのか、どのような歩き方をするのかは意味に含まれていません。
2つめは、健康維持や体力増強のために歩くことです。
歩くことは、肥満の防止、血行促進、血糖値の改善、高血圧の予防・改善、ストレス発散などに役立つといわれています。
健康を維持するために役立つのです。
この言葉には、どれくらいの速度で歩くのかは意味に含まれていません。
しかし、健康維持や体力増強を目的とするなら、ある程度の速さで歩く必要があります。
3つめの意味は競歩です。
陸上競技の一種で、左右どちらかの足が常に地面に着地した状態で一定距離を歩き、そのタイムを競います。
「ウォーキング」の使い方
健康維持や体力増強の目的で歩くことを指して使用される場合が多いです。
「散歩」と「ウォーキング」の違い
どちらの言葉も歩くことなのですが、歩く目的が異なります。
「散歩」は健康維持や気分転換が主な目的です。
歩き方はぶらぶらとしたものです。
「ウォーキング」は健康維持や体力増強が主な目的です。
のんびりとした歩き方ではなく、それなりの速度を出して歩くことが多くあります。
「散歩」の例文
・『散歩を楽しむ』
・『犬を散歩に連れて行く』
・『散歩をしていたらツクシを見つけた』
・『いつも散歩をしている場所』
「ウォーキング」の例文
・『ウォーキングが毎日の日課だ』
・『今日は1時間ウォーキングをした』
・『ウォーキングに適した靴を履く』
・『近所の人たちと一緒にウォーキングをする』
まとめ
歩くという意味が同じですが、何の目的で歩くのか、どのような歩き方なのかという点に違いがあります。