この記事では、「変える」と「替える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「変える」とは?
「変える」は「かえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを以前と違う状態にする」という意味で、同じものを前とは違う状態にすることです。
2つ目は「ものごとの内容を変更する」という意味で、考えや計画などを違う内容にすることです。
3つ目は「ものの位置や場所を別に移す」という意味で、それがある場所を他の場所にすることです。
上記に共通するもは「前と違う状態にする」という意味です。
「変える」の使い方
「変える」は「ものごとを以前と違う状態にする」「ものごとの内容を変更する」「ものの位置や場所を別に移す」という意味で使われます。
動詞として「変える・変えた」と使われたり、副詞として「声を変えて読む」などと使われます。
基本的に、ものごとの状態や内容を違うものにすることや、物の位置や場所を他に移すことに使われる言葉です。
「替える」とは?
「替える」は「かえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものを相手にあげて、同時に相手のものをもらうこと」という意味で、相手ともののやり取りをすることです。
2つ目は「今まで使っていたものを新しくする」という意味で、古くなったものを新しくすることです。
3つ目は「大切なものを犠牲にする」という意味で、大切なものを差し出しても欲しいものがあることです。
4つ目は「今までのものをやめて、新たに同様のことをする」という意味で、「乗り替える」「張り替える」などと使われます。
上記に共通するのは「前のをやめて同じ種類の別のものにする」という意味です。
「替える」の使い方
「替える」は「あるものを相手にあげて、同時に相手のものをもらうこと」「今まで使っていたものを新しくする」「大切なものを犠牲にする」「今までのものをやめて、新たに同様のことをする」という意味で使われます。
動詞として「替える・替えた」と使われたり、副詞として「替えて新しくする」などと使われたり、名詞として「替えがきく」などと使われます。
基本的に、同程度のものを相手とやり取りすることや、古い物を新しくすることに使われる言葉です。
「変える」と「替える」の違い
「変える」は「ものごとの状態や内容を違うものにすること」「物の位置や場所を他に移すこと」という意味です。
「替える」は「同程度のものを相手とやり取りすること」「古い物を新しくすること」という意味です。
「変える」の例文
・『彼女はその話を聞いた途端顔色を変えた』
・『もう少し皆が楽出来るように考えを変える』
・『雰囲気がまずくなってきたので話題を変える』
・『人数が収まり切れないので会場を変える』
「替える」の例文
・『持っている宝石を現金に替える』
・『お釣りが必要になり一万円札を小銭に替える』
・『10年経ったので和室の畳を替える』
・『プリンターのカートリッジを替える』
まとめ
今回は「変える」と「替える」について紹介しました。
「変える」は「一つのものを違う状態にする」、「替える」は「同じ種類の別のものにする」と覚えておきましょう。