この記事では、「岩ガキ」と「真ガキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「岩ガキ」とは?
「岩ガキ」とは、「水温が高くなる夏場に最盛期(旬の時期)を迎える、真ガキよりも希少性が高い牡蠣(カキ)」のことです。
一般的な牡蠣は「冬の季節」に旬(食べごろ)を迎えますが、「岩ガキ」は「6~9月の夏場」に旬を迎えます。
「岩ガキ」は水深3~15mの深い場所に生息していて養殖が難しく、「殻が大きくて分厚い・カキの身も大ぶりになる」という特徴を持っています。
「岩ガキ」の産地は、山形県(庄内浜)・新潟県・佐賀県・長崎県(五島列島)などの「日本海側」に集中しています。
「真ガキ」とは?
「真ガキ」とは、「水温が低くなる冬場に最盛期(旬の季節)を迎える、養殖が盛んな一般的な牡蠣(カキ)」のことです。
「真ガキ」は水深30cm~3mくらいの浅瀬で養殖された養殖ものが多くなっていて、「9月~4月の暑くない季節」に食べることができます。
市販の「真ガキ」は11月頃から出荷が増えて、「水温が低い冬場」が美味しい旬の季節になります。
「真ガキ」の産地は、北海道(厚岸)・岩手県(釜石)・三重県(白石湖)・広島県(安芸津)・福岡県(糸島)など色々な地域に広がっていて、養殖しやすいカキの種類になります。
「岩ガキ」と「真ガキ」の違い!
「岩ガキ」と「真ガキ」の違いを、分かりやすく解説します。
「岩ガキ」と「真ガキ」のもっとも大きな違いは、「岩ガキ」が「夏場(6月~9月)に食べごろの旬を迎える」のに対して、「真ガキ」は「冬場(11月~2月頃)に食べごろの旬を迎える」ということです。
「岩ガキ」のほうが「真ガキ」よりも「天然ものが多くて水揚げ量が少ない=岩ガキは希少性が高い」という違いもあり、「岩ガキ」は「真ガキ」よりも「貝殻・中の身が大きい」や「水深が深い場所に生息している」という違いも指摘できます。
「岩ガキ」は「水流が綺麗な日本海側の海」で取れることが多いのですが、「真ガキ」よりも「生食できる条件が厳しい(水が少しでも汚れていると生食で当たりやすい)」という違いもあります。
まとめ
「岩ガキ」と「真ガキ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「岩ガキ」とは「日本海側の天然ものが多く、夏が食べごろ(旬)になる殻・身が大ぶりの希少なカキ」を意味していて、「真ガキ」は「養殖技術が確立していて収穫量が多く、冬が食べごろ(旬)になる値段が手頃な一般的なカキ」を意味している違いがあります。
「岩ガキ」と「真ガキ」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。