この記事では、「本職」と「本業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本職」とは?
「本職(ほんしょく)」とは、「その人が生計を立てている主な職業・副業ではないメインの仕事」を意味しています。
例えば、「私の本職は警察官です」や「本職に専念するために副業を辞めました」などの例文で使われます。
「本職」には、「その道に精通したプロフェッショナル・専門家」といった意味合いも備わっています。
例えば、「本職顔負けの彫刻の腕前でした」や「さすがに素人では本職の経験と技術には敵いません」といった文章で使用可能です。
さらに「本職」には、「役人(官吏)が自分自身のことを指して言う一人称」といった意味・用法もあります。
「本業」とは?
「本業(ほんぎょう)」とは、「その人が生計を立てている主たる職業(メインの仕事)」や「副業ではない本来の職業」のことを意味しています。
例えば、「飲食店でアルバイトをしていた彼の本業は学校の先生でした」や「本業をおろそかにしない範囲での副業が認められました」といった文章で使うことができます。
「本職」と「本業」の違い!
「本職」と「本業」の違いを、分かりやすく解説します。
「本職」と「本業」は、「その人に複数の職業がある中で、主としている職業・副業ではない仕事」を意味している点では同義語になっています。
「本職」にも「本業」にも「それで生計を立てているメインの職業・仕事」という意味合いがあるのです。
しかし、「本職」には「本業」にはない「その道を専門として高度な知識・技術を持っているプロフェッショナル」という意味合いがある違いを指摘できます。
例えば、「彼の料理の腕前は本職にも負けないほどです」や「本職の建築家の発想と知識に素人は圧倒されました」のような例文で使われますが、この専門家(プロ)を意味する「本職」は「本業」に言い換えることができないのです。
また「本職」の「官職に就いている役人の一人称」という意味は、「本業」にはありません。
まとめ
「本職」と「本業」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「本職」とは「その人が生計を立てている主な職業・それを専門にしているプロ・役人が自分のことを指していう一人称」を意味していて、「本業」は「その人が生計を立てている主としている職業・仕事」を意味している違いがあります。
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