この記事では、「過疎化」と「高齢化」の違いを分かりやすく説明していきます。
「過疎化」とは?
「過疎化」とは、非常にまばらになっている状態、特に農村などにおいて人口が極端に少なくなっている状態を言います。
「化」とはその前の名詞の状態に変わっていくということを表す言葉です。
つまり「過疎」という状態に変わっている、そうなっているという意味になります。
また「過疎化」の反対語は「過密化」となります。
「過疎化」「過密化」それぞれに問題を抱えている状態です。
この二つの言葉は併せて覚えておくといいでしょう。
「この辺りは過疎化がとまらない、空家だらけだ」「過疎化が進み、若い人もどんどん出て行く、いずれは無人化するのではないか」などと、使います。
「高齢化」とは?
「高齢化」とは人口全体の中で、高齢者の割合が高まっていくことを言います。
総人口のうち、高齢者の占める割合のことを高齢化率と言いますが、この高齢化率が14%を超えますと「高齢社会」となります。
日本の場合は、高齢化率が21%を超えていますので「超高齢社会」です。
「この地区は子供が少なくて、高齢化が進んでいる」「うちの会社は、新人が入ってこないし、社員が高齢化していて、先が心配だ」などと、使います。
「過疎化」と「高齢化」の違い!
「過疎化」と「高齢化」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもニュースなどでよく聞く言葉かもしれません。
意味が違いますので、混同しないようにしてください。
まず「過疎化」とは、非常にまばらになることで、特に農村部などで人口が極度に少ない状態を言います。
簡単に覚えるならば「人が少ない」となります。
「高齢化」とは人口全体の中で高齢者の割合が高いという意味になります。
会社内、地区内、グループ内といった、ある範囲の中で、高齢者の人が多いという意味でも使われます。
簡単に言えば「全体の中で高齢者の割合が高まっている」ということです。
「過疎化」と「高齢化」が同時に起こりますと、いずれは、その地域に人がいなくなってしまう可能性があるわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「過疎化」と「高齢化」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれ違う意味がありますので、混同しないように気をつけてください。