この記事では、「貴重」と「得難い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「貴重」とは?
「貴重(きちょう)」とは、「非常に大切であるさま・とても大事であるさま」を意味している形容詞です。
「貴重」には、「絶対的な数量が少なくて値打ち(価値)がある」や「なかなか手に入らないので価値がある」といった意味合いもあります。
例えば、「貴重な仕事の経験をすることになりました」や「貴重な品物ですので丁寧に扱ってください」などの文章において使われます。
「貴重」は名詞として用いられることもあり、その場合は「尊んで重視すること・とても大切にすること」の意味を持っています。
「得難い」とは?
「得難い(えがたい・えにくい)」とは、「あるものが簡単には手に入らないこと」や「あることを実現する機会がなかなか無いこと」を意味している表現です。
例えば、「このミンクの毛皮は、今では得難いものです」や「都会では得難い自然体験をさせてもらいました」といった例文において使用することができます。
「貴重」と「得難い」の違い!
「貴重」と「得難い」の違いを、分かりやすく解説します。
「貴重」も「得難い」も「何らかの理由であるもの(ある機会)が手に入りにくいさま」を意味している点では共通していますが、「貴重」には「手に入りにくいために非常に大切(大事)であるさま・とても価値があるさま」という意味合いが込められている違いがあります。
貴重に対して「得難い」のほうは、「簡単には入手できない・簡単には実現しない」といったことに意味の重点が置かれています。
例えば、「これは貴重な資源です」と「この資源は得難いものです」は「手に入れにくい資源」という意味では同じなのですが、「これは貴重な資源です」という場合には「産出量が少ないために、とても大切で値打ちがある」の意味のニュアンスが加わっている違いを指摘できます。
まとめ
「貴重」と「得難い」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「貴重」とは「とても大切であるさま・絶対量が少なかったり手に入れにくかったりして値打ちがあること」を意味していて、「得難い」は「手に入れることが難しいこと・何かをする機会がなかなか無いこと」を意味している違いがあります。
「貴重」と「得難い」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。