「時期」と「次期」の違いとは?分かりやすく解釈

「時期」と「次期」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「時期」「次期」の違いを分かりやすく説明していきます。

「時期」とは?

「時期」とは?

時代、期間、期限など、ある区切られた時を指し、果物の収穫の時期、インフルエンザ予防接種の時期などと言った使い方があります。

花粉の時期などではその人にとってアレルギーのある花粉が舞う時期が人によって異なりスギ花粉の時期、ハンノキ花粉の時期など細かく区分することでわかりやすくすることが出来ます。

モータリゼーションの時期という言葉では日本は1964年頃とされており、年代を指定することも可能です。

花の咲く時期、雨の多く降る時期など自然現象に対して使いやすい言葉ですが、3学期は学習総仕上げの時期というような人が決めた区切りに対しても使うことが出来ます。

「時期が来たら話す」という言葉は必要なタイミングが来たらというニュアンスを含んでおり、そこまで遠い先ではない事が多いと言えるでしょう。

「次期」とは?

「次期」とは?

次回のおり、 次の期間という意味で、自動車の新型車のいま発売されていないものの今後発売されることが確定的なものは銘柄を指すときには「時期カローラ」などと銘柄名を表記して使うことが出来ます。

ただし、雑誌や新聞記事などが使われるケースの大半で、自動車メーカー側からはあまり使いません。

次期主力戦闘機という使い方も近いものがありますが、こちらは予算計画の問題が公になることもあるため、発注側(国や防衛省)が使う言葉でもあります。

時期監督、次期首相などは決まっている段階であっても就任はしていないというケースが一般的です。

農家では高収益作物次期作支援交付金という言葉で次期という言葉を使うことがあり、こちらは収益性が低くなった野菜や果樹、茶などの高収益作物を次期も作ることを支援するというものです。

「時期」と「次期」の違い

「時期」と「次期」の違い

「時期」「次期」の違いを、分かりやすく解説します。

時期は時代、期間、期限など、ある区切られた時を指すもので、次期のような次の期間という意味合いは含まず、モータリゼーションの時期のような年代やシーズン的な意味を含む比較的広い範囲の時期もあれば、プロ野球の開幕の時期や祭りの時期のような数日程度の範囲も時期として指すことが可能となっています。

次期は次回のおり、 次の期間という意味で、次期総理大臣、次期監督など次になるものであって新しいものであっても現在のものではないという点がポイントです。

また、歴代の概念があるものに対して使われるケースが多くなっています。

次期主力戦闘機の話題が出る時期というような次期と時期が同時に使える場合もあります。

まとめ

まとめ

「時期」は英語でseason「次期」はNext termとなっており、発音は全く同じ「じき」ながら意味がかなり異なる言葉と言えるでしょう。

時期は過去未来現在で使うことが出来、幅広い概念に使うことが出来ますが、次期は歴代の概念がある製品や設備、代表、監督などに使われ、完全な新製品に次期とはつけることはありません。