「生誕」と「聖誕」の違いを分かりやすく解釈

「生誕」と「聖誕」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「生誕」「聖誕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生誕」とは?

「生誕」とは、名詞で「せいたん」と読みます。

意味は生まれること、誕生となります。

「生誕」とは通常、人に対して使われる言い方で動物に使うことはありません。

一般的には偉人、有名人といった人に使い、自分のことに使ったりはしません。

またその人が亡くなっていても生まれた時から数えて「生誕〇〇〇年」としてイベントなどを行うこともあります。

「彼が生誕したと言われている土地」「生誕150年ということで、全集が復刊された」などと、使います。

「聖誕」とは?

「聖誕」とは、「せいたん」と読みます。

意味は天子、聖人の誕生日のことです。

天子とは、天命を受けて、地上を治める者という意味で帝王、天皇などのことです。

また仏教用語としては仏教上の神のことを天子とも言います。

聖人とは、仏、菩薩、聖者のことで、高僧の尊称としても使う言葉です。

ちなみに「聖誕祭」という言葉がありますが、これはクリスマスのことを言います。

つまりイエス様の誕生日ということです。

「生誕」と「聖誕」の違い!

「生誕」「聖誕」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は同じ読み方をしますが、意味合いが違います。

正しい意味を理解して使い分ける必要があります。

まず「生誕」ですが、これは人が生まれること、誕生という意味になります。

偉人、有名人といった人に対して使うことが多く、自分のことに使うことは通常はありません。

一方の「聖誕」ですが、これは天子、聖人の誕生日という意味になります。

人は人でも、帝王、天皇、高僧などに対して使う言葉と覚えておきましょう。

また神、仏に対しても使います。

「聖誕祭」とはクリスマスのことを表す言葉で、冬の季語としても使えます。

簡単に覚えるまとめ方として「生誕は生まれる、誕生で、偉人に対して使う言い方」「聖誕は天子、聖人、神、仏の誕生日」とするとわかりやすいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「生誕」「聖誕」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

同じ読み方をしますが意味が違います。

ふさわしい方を選び使うようにしてください。