この記事では、「能率」と「効率」の違いを分かりやすく説明していきます。
「能率」とは?
「能率」の意味と概要について紹介します。
意味
「能率」は「のうりつ」と読み、「一定時間内にこなせる仕事の割合」「仕事のはかどる度合い」という意味です。
概要
「能率」は、ある定められた時間内で、どれだけ仕事を達成できるかという割合のことを言います。
例えば、先月は1時間で10件しか処理ができなかった作業が、今月になって1時間で15件処理できる様になったとすれば、それは「能率」が上がったと言います。
「能」は「あることを成し遂げる力」「はたらき」「能力」という意味で、「能率」「どれだけものごとを成し遂げる力が高いか」という意味になるのです。
「効率」とは?
「効率」の意味と概要について紹介します。
意味
「効率」は「こうりつ」と読み、「機械などで、作業量に対する消費エネルギーの比率」「費やした労力に対して得られた成果の割合」という意味です。
概要
「効率」は、こなした仕事の量に対して、どれくらいのエネルギーや労力を消費したかという割合のことです。
例えば、先月は3時間で10件の作業ができたのが、今月は2時間で10件作業が出来る様になったとすれば、「効率」が良くなったと言うのです。
同じ件数に対して作業時間が短くなったのですから、それだけ成果につながります。
「効」は「きく」とも読み、「ききめ」「力を発揮した結果」という意味があり、「効率」で「(努力をすることで)どれだけききめを発揮できたか」という意味になるのです。
「能率」と「効率」の違い!
「能率」は、「一定の時間内にこなした作業の割合」です。
「効率」は、「費やした労力に対して得られる成果の割合」です。
まとめ
「能率」と「効率」は、基準とするものが違います。
ビジネスでよく使われるので、混同しない様にしましょう。