この記事では、「多動」と「衝動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「多動」とは?
「多動」の意味と使い方について紹介します。
「多動」の意味
「多動」は「たどう」と読みます。
意味は、「その場の情況に応じて集中できず、絶えず動き回っている状態のこと」「発達障害のひとつで、子供が授業中に着席していられずに、立ち歩いてしまう行動のこと」です。
「多動」の使い方
「多動」は、基本的に「落ち着きがなく、常に動いている様子」のことを言います。
性格的にイライラしている時や、精神的に興奮している時に、じっと座っていられずに、立ち上がって歩き回ったと思ったらまた座ったりを繰り返すこともあり、一時的な「多動状態」になることもあります。
最近では子供の発達障害として、「多動」であることが認められています。
授業中に落ち着きがなく、そわそわと身体を動かしていたり、手遊びをしたり、何かしら物音を立てている状態です。
また、少し気分が高揚するとおしゃべりが止まらず、周囲に迷惑をかけることもあります。
「衝動」とは?
「衝動」の意味と使い方について紹介します。
「衝動」の意味
「衝動」は「しょうどう」と読みます。
意味は「外部から強い力で刺激を受けて、気持ちが揺れ動くこと」「ある行動をどうしてもしたいと思う、内面からの強い欲求のこと」です。
「衝動」の使い方
「衝動」は、基本的に「その人を突き動かす内面的な変化」のことを言います。
特に理由がないことも多く、「衝動買い」はその場の勢いでつい大きな買い物をしてしまうことを言います。
「衝動に駆られる」は、欲求が抑え切れずに、感情のまま行動してしまうことを言います。
最近では、子供の発達障害の一つとして、「多動・衝動」と使われることもあります。
「衝動」は、何か思いついたら、すぐに行動してしまうことを言います。
順番が守れなかったり、イラッとするとすぐに手が出てしまったりするのです。
「多動」と「衝動」の違い!
「多動」は「落ち着きがなく、常に動いている様子のこと」です。
「衝動」は「思いついたらすぐに行動してしまう様子のこと」です。
まとめ
今回は「多動」と「衝動」の違いをお伝えしました。
「多動は落ち着きがない」、「衝動はすぐに行動する」と覚えておきましょう。