この記事では、「きりきり舞い」と「てんてこ舞い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「きりきり舞い」とは?
「きりきり舞い」の意味と使い方について紹介します。
「きりきり舞い」の意味
「きりきり舞い」とは「片足を上げたまま。
勢いよく身体を回すこと」「忙しく働きまわること」「あわてふためくこと」です。
「きりきり舞い」の使い方
「きりきり舞い」は大きく分けて2つの意味があります。
1つ目は元の意味で「片足をあげたまま身体を回転させること」という意味で、くるくると回る様子を表します。
2つ目は上記の意味から転じて「やるべきことがたくさんあり過ぎて対応が追い付かず、忙しく動き回ること」、「急な事態にあわてふためき、動き回ること」という意味で、「トラブルが起きてきりきり舞いする」などと使います。
「きりきり」は、独楽などが回る様子を表す擬態語で、「くるくると回る様子」から、自分ではどうにもコントロールできないことに振り回される状態を表す言葉として使われる様になりました。
「てんてこ舞い」とは?
「てんてこ舞い」の意味と使い方について紹介します。
「てんてこ舞い」の意味
「てんてこ舞い」とは「慌てて騒ぐこと」「忙しくて働きまわること」という意味です。
「てんてこ舞い」の使い方
「てんてこ舞い」は、忙しくて休む暇もない程動き回ることを言います。
基本的に「やるべきことが沢山あり、忙しく動き回る状態」であり、「振り回される」「対応し切れない」というニュアンスはありません。
「てんてこ」は、太鼓を叩く「てん」という擬音と、神輿を先導する人の「梃子前(てこまえ)」が組み合わさり、変化した言葉です。
忙しくて躍る様に動き回っているというイメージです。
「きりきり舞い」と「てんてこ舞い」の違い!
「きりきり舞い」は「忙しくて対応し切れない、不測の事態でコントロールし切れない様子」です。
「てんてこ舞い」は「やることが多くて、忙しく動き回る様子」です。
まとめ
今回は「きりきり舞い」と「てんてこ舞い」の違いをお伝えしました。
「きりきり舞いは対応し切れない」、「てんてこ舞いは忙しく動き回る」と覚えておきましょう。