「勇気」と「勇敢」の違いを分かりやすく解釈

「勇気」と「勇敢」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「勇気」「勇敢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「勇気」とは?

「勇気」とは、物事に対して恐れない強い心、という意味になります。

「勇気を出す」とは、恐れていることに対して、その恐れを捨てて立ち向かうという意味になります。

また「勇気がない」は、物事に対して恐れがあり、弱い心を意味しています。

「彼は勇気がある」「あなたが応援に来てくれるなら勇気100倍だ」「何とか勇気を出してドアを開けることにした」などと、使います。

「勇敢」とは?

「勇敢」とは、物事に対して恐れることなく、積極的に行動しようとすることを言います。

またそのような様子そのものを言う言葉でもあります。

「彼はとても勇敢だった」「あちらは勇敢な兵隊、こっちはやる気のない雑兵、最初から勝負はついていたわけだ」「勇敢に飛び出して行った」などと、使います。

「勇気」と「勇敢」の違い!

「勇気」「勇敢」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも物事を恐れないという意味合いでは同じです。

「勇気」とは物事を恐れない心、精神面を表しているのに対して、「勇敢」とは、物事を恐れることなく、積極的にしようとすることを表す言葉です。

これがこの二つの言葉の大きな違いとなります。

例えば恐れない心があったとしても、実際に行動に出ていないならば「勇敢」という言葉は当てはまりません。

「勇敢」は物事に当たる、つまり行動したり、何か動いていることを意味しているからです。

簡単に覚えるならば「勇気とは恐れない、強い心、意気」「勇敢とは恐れずに積極的にする、事にあたる様子」となります。

これから何か思い切って行動する(まだ行動は起こしていない)という時は「勇気」で、実際に行動している時は「勇敢」という風に使い分けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「勇気」「勇敢」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも物事を恐れないという意味は共通ですが、行動する前と行動しているといった場合で選ぶ言葉が変わってきます。

状況、状態を見て、ふさわしい言葉を選び使うようにしましょう。