「憂患」と「心配」の違いを分かりやすく解釈

「憂患」と「心配」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「憂患」「心配」の違いを分かりやすく説明していきます。

「憂患」とは?

「憂患」とは「ゆうかん」と読みます。

意味はひどく心配をして悩むことを言います。

通常の「心配」よりも、程度がはなはだしく、またそのことについて悩み、心を痛めるといった時に使います。

つまり、ちょっと気がかりといった程度ではこの言葉は大げさすぎて当てはまらないと覚えておきましょう。

「彼の母は息子の事を常に憂患するような、繊細な人だったと記憶にある」「あなたが憂患しても解決するわけでもない、もうこの件に関して考えるのはおやめなさい」などと、使います。

「心配」とは?

「心配」とは、何か起こるのではないかと、気にかけること、不安がることを言います。

また、心を配って、苦労をすること、色々と世話をすることという意味合いもあります。

また、このような性質を持っている人のことを「心配性」「苦労性」と言い表します。

「お母さん、何も心配しないで」「心配の種は尽きないものだ」「こんなに僕が心配してやっているのに!」「何か心配事があるのではないですか」などと、使います。

「憂患」と「心配」の違い!

「憂患」「心配」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は、何か起こりはしないかと気になっている、不安がるという意味では同じです。

では何が違うのかと言えば、「心配の度合い」ということになるでしょう。

「憂患」とは「ひどく心配し、悩む」という意味になります。

つまりほんの少しの「心配」ぐらいでは「憂患」という言葉は使いません。

またひどく「心配」したとしても、悩むという状態になければそれも「憂患」という言葉は当てはまらないのです。

まとめますと「心配とは何か起こりはしないかと気にかける、不安がる、心配りをして苦労する」「憂患とは、ひどく心配して悩む、心を痛める」といったことになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「憂患」「心配」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「心配」の程度や、心の状態によって、「憂患」なのか「心配」なのか選び使うようにしましょう。