この記事では、「夕暮れ時」と「黄昏時」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夕暮れ時」とは?
「夕暮れ時」とは、日が暮れる頃の時間を言い表す言葉です。
「夕暮れ時は、みな急ぎ足」「夕暮れ時になると、現れる猫」などと、使います。
「黄昏時」とは?
「黄昏時」とは、夕方の薄暗い時を言い表す言葉です。
夕方になると人の姿が見分けにくくなります。
そこで「誰そ彼」と尋ねるといったところから、夕方を「黄昏」と言うようになったとされています。
また「黄昏」にはもう一つ別の意味合いがあります。
それは、人生の盛りを過ぎた年代という意味になります。
人生の盛りというのがどの年代なのか、年齢なのかは人によって違いがあるでしょう。
例えば50代で「自分の全盛期は終わった」と感じる人もいますし、50を超えて花開く、いわゆる「遅咲き」「大器晩成」の人もいるからです。
ですから人生における「黄昏時」は年齢ではなく、盛りが過ぎたかどうかで判断するようにしましょう。
「夕暮れ時」と「黄昏時」の違い!
「夕暮れ時」と「黄昏時」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、どちらも夕方、日暮れといった意味合いで同義語と言っても差し支えありません。
違いとしては「夕暮れ時」とは日が暮れる頃、という意味だけなのに対して「黄昏時」は夕方の薄暗い時といった意味だけではなく、人生の盛りを過ぎた年代をたとえて言う言葉でもあるという点でしょう。
つまり「黄昏時」は、二つの意味合いがある言葉ということになりますので、「夕方の薄暗い時」なのか「人生の盛りを過ぎた年代」という意味なのか、前後にある言葉から判断する必要があります。
まとめますと「夕暮れ時は日が暮れる頃」「黄昏時は夕方の薄暗い時、人生の盛りを過ぎた年代」となります。
また、言葉の持つ意味から、人の姿が見分けにくいといった暗さであれば「黄昏時」を選ぶ方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「夕暮れ時」と「黄昏時」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも同じ意味、同義語として使えますが、「黄昏時」は複数の意味があると覚えておいてください。