この記事では、「脚本」と「脚色」の違いを分かりやすく説明していきます。
「脚本」とは?
「脚本」の意味と使い方について紹介します。
「脚本」の意味
「脚本」は「きゃくほん」と読みます。
意味は、「演劇や映画、アニメなどの設定や舞台装置、俳優のセリフや動作などを記したもののこと」です。
「脚本」の使い方
「脚本」とは、映画やテレビドラマ、演劇やアニメなどで、設定や舞台装置、セリフやト書きなどを記したもののことを言います。
内容を細かく表しているのですが、小説の様に心理描写などは必要なく、映像化された時にどの様に見えるのかを考えた表現になります。
セリフの側にト書きとして、演出効果が記載され、俳優がそれを読んで役作りをします。
また、ゲームの原案のことを「脚本」と呼ぶこともあります。
「脚色」とは?
「脚色」の意味と使い方について紹介します。
「脚色」の意味
「脚色」は「きゃくしょく」と読みます。
意味は、「小説や事件などを元となる話を題材にして、舞台・映画でより印象深い作品にする為に脚本として仕上げること」「事実をより面白く伝える為に話を盛ること」です。
「脚色」の使い方
「脚色」は、実際にあったことを映画や演劇などにする時に、より印象深く伝える為に演出を加えて脚本に仕上げることを言います。
単なる事実を表すだけでは物足りない、もっと登場人物に魅力を持たせたい時などに、セリフや状況設定などで印象的に見せる時に使います。
ここから転じて「面白おかしくする為に話を盛る」という意味で使われる様になりました。
「脚本」と「脚色」の違い!
「脚本」は「作品に必要な構成や効果、セリフや動作などを記したもの」です。
「脚色」は「作品を印象深くする為に脚本として仕上げること」です。
まとめ
今回は「脚本」と「脚色」の違いをお伝えしました。
「脚本は作品に対する指示」、「脚色は印象深くする為のテクニック」と覚えておきましょう。