この記事では、「泣き言」と「文句」の違いを分かりやすく説明していきます。
「泣き言」とは?
「泣き言」の意味と使い方について紹介します。
「泣き言」の意味
「泣き言」は「なきごと」と言います。
意味は「泣きながらぐずぐずと訴える言葉」「自分の不運や苦しみを嘆く言葉」です。
「泣き言」の使い方
「泣き言」には以下の2つの意味があります。
1つ目は元の意味で、「泣きながら、人に対して訴えかける言葉」という意味で、文字通り泣きながら「何とかしてほしい」「これはひどい」などと言う言葉です。
2つ目は、元の意味から転じて「自分の不幸や不満なことを嘆いて人に訴える」という意味で、日常的にはこちらの意味で使われることが多くなります。
仕事で「きつい」「もうやりたくない」など、不幸なことや悲しいことを嘆く時の表現で、本当に泣くのではなく、ネガティブな愚痴を言うというニュアンスになります。
「文句」とは?
「文句」の意味と使い方について紹介します。
「文句」の意味
「文句」は「もんく」と読みます。
意味は「文章中に出てくるある語句」「歌でメロディーに対する歌詞のこと」「相手に対して持つ不平や不満のこと」です。
「文句」の使い方
「文句」には以下の2つの意味があります。
1つ目は元の意味で「文章中のある言葉」という意味で、「名文句」「歌の文句」などに使われます。
2つ目は元の意味から転じて「相手に対して不平や不満を言う言葉」という意味で、「文句をたれる」「文句がある」と使います。
「何かを伝える為に発する言葉」という意味から、「不平や不満を持った時に発する言葉」の意味として使われる様になりました。
こちらの場合、相手に対する怒りの感情が含まれています。
「泣き言」と「文句」の違い!
「泣き言」は「悲しい気持ちで嘆くこと」です。
「文句」は「怒りを感じて不平や不満を言うこと」です。
まとめ
今回は「泣き言」と「文句」の違いをお伝えしました。
「泣き言は悲しい気持ち」、「文句は怒りの気持ち」と覚えておきましょう。