「苦難」と「苦痛」の違いとは?分かりやすく解釈

「苦難」と「苦痛」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「苦難」「苦痛」の違いを分かりやすく説明していきます。

「苦難」とは?

「苦難」とは?

「苦難」とは、苦しみや難儀のことを言います。

難儀とは苦労、難しい、面倒といった困難を意味する言葉です。

「苦難を乗り切る」とは前向きに苦しいことに立ち向かい、何とか解決することを言います。

他には「苦難の連続」「苦難がおそう」などと、使います。

「苦痛」とは?

「苦痛」とは?

「苦痛」とは、肉体の苦しみ、痛みに苦しむという意味と、精神的な苦しみ、苦悩といった意味があります。

肉体的な痛み、精神的な苦しみ、どちらも「苦痛」と表現します。

「苦痛に耐えられない」「苦痛を取り除く薬をください」「苦痛を和らげる」「苦痛を味わう」などと、使います。

「苦難」と「苦痛」の違い!

「苦難」と「苦痛」の違い!

「苦難」「苦痛」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも「苦しみ」という意味合いを持っています。

ですが、意味が違う言葉ですので、混同しないようにしましょう。

まず「苦難」ですが、これは苦しみ、難儀といった意味になります。

何か苦労する、難しい、面倒なこと、困ること、そのような物事があることを「苦難」と言い表すのです。

体に起こる症状ではなく、何か物事が起こることで「苦しむ」ことに使います。

一方の「苦痛」ですが、これは肉体的な痛み、精神的な悩みなどで苦しむことを言います。

物事ではなく、その人自身の体、精神状態に起こることに使います。

まとめますと「苦難とは苦労、難しいこと、面倒なことで、困ったり苦しむこと」「苦痛とは肉体的な痛みで苦しむ、精神的な悩みで苦しむ、苦悩する」となります。

使い分けを簡単にするならば、困った物事は「苦難」、体や心が痛くて苦しいならば「苦痛」と覚えておくのもおすすめです。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「苦難」「苦痛」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも苦しみを表す言葉という共通点があります。

ですが、言葉の意味がまったく違いますので、意味を正しく理解して使い分けるようにしましょう。