この記事では、「鵜呑み」と「盲信」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鵜呑み」とは?
「鵜呑み」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「鵜呑み」は「うのみ」と読みます。
「鵜呑み」は鳥の「鵜」が、魚を丸呑みすることから生まれた言葉とされています。
「鵜呑み」には、「食べ物を噛まずに飲み込むこと」という意味があります。
例えば、大量のご飯をほとんど噛まずに飲み込むとき、「ご飯を鵜呑みにする」という文章にすることができます。
「鵜呑みにしたら、消化に悪いよ」などと言うことができます。
次に「鵜呑み」には、「物事の真意を理解せずに受け入れること」という意味があります。
誰かに何かを言われたら、本当だろうかとか、どういう意図で言ったのだろうなどとは考えず、すんなりと受け入れた場合「鵜呑みにする」と言います。
例えば、ビールのCMを見て、タレントが「最高に美味しい」と言っていたら、その通りに受け入れて、ビールを買うような人は、「CMを鵜呑みにする人」となります。
「盲信」とは?
「盲信」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「盲信」は「もうしん」と読みます。
「盲信」は、「訳も分からず、ただひたすらに信じること」という意味があります。
誰かの意見を、わけもわからずに、しかもひたすらに信じてしまうことを「盲信」と言います。
例えば、尊敬している人がいる場合、尊敬している人の言うことを、全部、信じてしまうことがあります。
このような場合は、「尊敬している人の言うことは、なんでも妄信してしまう」などと言うことができます。
また、その道の権威の言うことを、わけもわからず信じてしまい、後で恥ずかしく思うことがあるかもしれません。
この場合は、「権威の言うことだからと、妄信してしまった自分が恥ずかしい」などという文章を作ることができます。
このように、訳もわからないのに、ひたすらに信じてしまった時、またそのような人を見たとき、「盲信」という言葉を使ってみましょう。
「鵜呑み」と「盲信」の違い
「鵜呑み」と「盲信」の違いを、分かりやすく解説します。
「鵜呑み」には、「物事の真意を理解せずに受け入れること」という意味があります。
一方の「盲信」は、「訳も分からず、ただひたすらに信じること」という意味があります。
どちらも理解していないのに、そうだと思い込んでしまうことを意味します。
ただし、「鵜呑み」の場合は、「受け入れる」だけなのに対して、「盲信」は「ひたすら信じる」という違いがあります。
「嘘を鵜呑みにする」という場合は、嘘を本当だと思うだけですが、「嘘を妄信する」という場合は、嘘を本当だと思い、ひたすら信じることになります。
このように、「鵜呑み」よりも「盲信」の方が、発言者に対して従順で、大きな影響を受けることになります。
まとめ
「鵜呑み」と「盲信」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知り、使い分けられるようにしましょう。