この記事では、「捨てゼリフ」と「負け惜しみ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「捨てゼリフ」とは?
「捨てゼリフ」の意味と使い方について紹介します。
「捨てゼリフ」の意味
「捨てゼリフ」は「すてぜりふ」と読みます。
意味は「演劇や歌舞伎で、役者が言う、脚本にない即興的な短いせりふのこと」「立ち去り際に、相手の返答を求めないで一方的に言い放つ言葉」です。
「捨てゼリフ」の使い方
「捨てゼリフ」は、日常で使う場合は、去り際に、相手に返答を求めることなく、一方的に言い放つ言葉のことを言います。
ケンカをして去り際に「おぼえていろよ!」等と言うのが代表的で、相手を威嚇したり、悪口を言うことが多くなります。
「捨てゼリフ」は元々、歌舞伎で役者が脚本にはない即興的な短いセリフを言うことで、主に舞台に表れた時と去る時の言葉でした。
また、「一方的な言葉、無責任な言葉」という意味で「捨て言葉」という言葉があり、この2つの言葉と意味が混同して使われる様になったのです。
「負け惜しみ」とは?
「負け惜しみ」の意味と使い方について紹介します。
「負け惜しみ」の意味
「負け惜しみ」は「まけおしみ」と読みます。
意味は「自分の負けや失敗を素直に認めないで強情をはること」です。
「負け惜しみ」の使い方
「負け惜しみ」は、自分が負けたことを認めずに、言い訳をすることを言います。
例えば、試合で負けた時に「手が痛かった」「会場が悪かった」「天気が悪かった」など、言い訳を並べて、素直に負けたことを認めない時に使います。
皆が同じ条件で試合をしていて、背負っているものは関係ないのですが、つい負けたことが悔しくて言ってしまうセリフのことです。
「捨てゼリフ」と「負け惜しみ」の違い!
「捨てゼリフ」は「去り際に一方的に言い放つ品の悪い言葉」です。
「負け惜しみ」は「負を認めずに言い訳すること」です。
まとめ
今回は「捨てゼリフ」と「負け惜しみ」の違いをお伝えしました。
「捨てゼリフは去り際」、「負け惜しみは負けた時」と覚えておきましょう。