「ひきこもり」と「ニート」の違いとは?分かりやすく解釈

「ひきこもり」と「ニート」の違い言葉・カタカナ語・言語

この「ひきこもり」「ニート」は、一緒くたにされることも多い言葉ですが、意味に違いがあります。

「ひきこもり」とは?

「ひきこもり」とは?

「ひきこもり」は、普段から自分の家や部屋に篭っていることがほとんどで、ほとんど外出しない人を指して使われる言葉です。

そのような状態だったと、「この土・日は、ほとんどひきこもりだったよ」のような用い方もできますが、主に学校や職場に通っている訳ではなく、毎日家や自宅に篭っている人がそのように呼ばれると考えてください。

現在ではテレワークと呼ばれるような自宅で仕事ができる勤務形態もありますが、この「ひきこもり」だと表現される人はそういった仕事も一切行っていないと思って構いません(自宅勤務の人はそうとは呼びません)。

「ニート」とは?

「ニート」とは?

「ニート」とは、“Not in Education, Employment or Training”を略した「NEET」がカタカナ語になった言葉です。

日本語としてだけでなく、「NEET」として海外でも同様の意味で使われています。

その意味とは、略す前の英語の通り、「教育を受けていたり、勤務している訳ではなく、職業訓練中という訳でもない」となり、いわゆる「無職」の状態だと表現すると分かりやすいでしょう。

類語として「プー太郎」という言葉がありますが、どちらも学生という訳でもないのに仕事をしておらず、その準備のようなものもしていない人のことになります。

「ひきこもり」と「ニート」の違い

「ひきこもり」と「ニート」の違い

「ひきこもり」「ニート」も、学生でもなく仕事もしていないという意味では一緒ですが、「ニート」の方は家や自宅に篭っているとは限らず、毎日遊び歩いていたとしてもそのように呼びます。

そこがこの2つの言葉の違いで、比較的積極的に外出するような人は「ニート」、ほとんどそれをしない人は「ひきこもり」に該当すると解釈してください。

まとめ

まとめ

「ひきこもり」「ニート」は、どちらもいい意味のある言葉ではない為、そのような相手に使う時には注意が必要になります。

本当にそうだとしても、そう表現されるのを嫌う人がほとんどだからです。