この記事では、「美徳」と「道徳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「美徳」とは?
「美徳」の意味と使い方について紹介します。
「美徳」の意味
「美徳」は「びとく」と読みます。
意味は、「人が素晴らしいと思う様な、道義にかなった行いや考え方のこと」です。
「美徳」の使い方
「美徳」は、道義にかなっていて、まるで教科書に載っている様な素晴らしい行いや考え方をすることを言います。
「徳」とは「精神を鍛えることによって、身に付けるすぐれた品性や人格のこと」で、「美徳」で普通の人には中々できない「美しい徳」があることを表します。
具体的には、「困難な立場でも常に忍耐強く努力を続ける」「自分を抑えて協調性を大切にする」「好きな人に徹底的に尽くす」などがあります。
「道徳」とは?
「道徳」の意味と使い方について紹介します。
「道徳」の意味
「道徳」は「どうとく」と読みます。
意味は、「人が善悪をわきまえて正しい行為をする為の、守るべき規範のこと。
法律として縛るのではなく、自発的に行動するもの」「小・中学校の教科の一つで、生命の大切さや善悪の判断などを学ぶ内容」です。
「道徳」の使い方
「道徳」は、人が善悪を判断する時に、規範となる考え方のことを言います。
良いか悪いかだけではなく、その時にどうするべきであったかなど、状況に応じてどの様に判断するべきか自分で考えて答えを出すものです。
「道」は「人が従うべきルール」、「徳」は「ルールを守れる状態」という意味で、「ルールがあり、それを守ることの大切さ」を表す言葉です。
「美徳」と「道徳」の違い!
「美徳」は「人が素晴らしいと思う様な、道義にかなった行いや考え方のこと」です。
「道徳」は「人が善悪をわきまえて正しい行為をする為の、守るべき規範のこと」です。
まとめ
今回は「美徳」と「道徳」の違いをお伝えしました。
「美徳は素晴らしい行い」、「道徳は人が守るべきルール」と覚えておきましょう。