「申告」と「申請」の違いとは?分かりやすく解釈

「申告」と「申請」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「申告」「申請」の違いを分かりやすく説明していきます。

「申告」とは?

「申告」とは?

「申告(しんこく)」とは、「ある物事(事実)・情報を自ら申し出ること」「官庁・役所(公的機関)に対して、国民の義務として法律に基づきある事実・状況を申し出ること」を意味しています。

「申告」というのは、「自分からある内容・情報を申し出ること」を意味する言葉なのです。

また「申告」には「確定申告・裁判における申告」のように、「法的な義務・国民の義務として自ら申し出るべきもの」もあります。

例えば、「面接試験では過去の職歴・賞罰について申告しなければいけません」「自営業者・フリーランスは、確定申告で納税の義務を果たします」などの文章で使われます。

「申請」とは?

「申請」とは?

「申請(しんせい)」とは、「公的機関(役所・官庁)・上司などに対して、ある行為(営業)・制度利用・給付の許可・認可を求めて願い出ること」を意味している言葉です。

「申請」という表現は「相手から何らかの許認可・承諾を受けることを目的として願い出る(申し出る)こと」なので、「公的機関・会社・上司などの相手から可否の返答」を受けることが多くなります。

例えば、「自治体の補助金を申請しました」「所定の申請用紙にご記入ください」といった例文で使用できます。

「申告」と「申請」の違い!

「申告」と「申請」の違い!

「申告」「申請」の違いを、分かりやすく解説します。

「申告」「申請」「相手に何かを申し出る」という意味は共通していますが、「申告」「ある事実・情報を自ら申し出ることそのもの」を意味しているのに対して、「申請」「相手に何らかの許認可を求めるために申し出ること」を意味している違いがあります。

「申告」とは「ある物事・事実を自ら申し出ること」を意味していて、「申し出ることそのもの・情報(事実)を伝えることそのもの」に意味の重点があります。

一方、「申請」というのは「補助金の申請・営業許可の申請・保険金(奨学金)の申請」などのように、「相手に何らかの要望をしてそれを許可・認可してもらおうとすること」に意味の重点があるという違いを指摘できるのです。

「申告」は確定申告なども含めて「申し出ることが中心なので、相手からの返事(回答)はないことも多い」のですが、「申請」「許認可を求めて願い出ることが中心なので、原則として相手からの可否の回答が行われる」という違いもあります。

まとめ

まとめ

「申告」「申請」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「申告」というのは、「ある物事・事実を自ら申し出ること」「官庁(公的機関)に対して、国民の法的義務としてある事実・状況を申し出ること」を意味しています。

「申請」というのは、「公的機関・上司などに対して、ある行為・制度利用の許可・認可を求めて願い出ること」を意味している表現です。

「申告」「申請」の意味の違いを詳しく調べたい時は、この記事の解説をチェックしてみてください。