「パングラム」と「アナグラム」の違いとは?分かりやすく解釈

「パングラム」と「アナグラム」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「パングラム」「アナグラム」の違いを分かりやすく説明していきます。

「パングラム」とは?

言葉遊びの一種です。

アルファベットのすべての文字を使って一つの文章を作ります。

アルファベットはAからZまで、すべてで26文字あります。

この26文字すべてを1回以上使用して文章を完成させます。

1文字につき1回しか使用しないものを、とくに「完全パングラム」といいます。

文章が長くなるほど、使用する文字が重なるほど、楽に文章を使用することができます。

しかし、これでは面白くありません。

「パングラム」は重複が少ないほど、文章が短いほど、よいとされています。

日本には「いろは歌」というものがあります。

「いろはにほへと」で始まる七五調4句からなる歌で、この歌にはひらがな47文字が1回ずつ、すべて使われています。

日本版の完全「パングラム」です。

「パングラム」の使い方

アルファベットのすべての文字を使う言葉遊びを指して使用します。

英語で文章を作るものを指して、この言葉を使うことが多いのですが、英語以外の言語のものもあります。

それらを指して使用することも可能です。

「アナグラム」とは?

言葉遊びの一種です。

単語に使われている文字を並び替えて、別の単語や文章を作ります。

1つの単語に使われている文字以外の文字を使用してはいけません。

たとえば「アナグラム」という文字を提示されたら「ア」「ナ」「グ」「ラ」「ム」しか使用してはいけないのです。

これらの文字を並び替えて、別の意味を持つ語を作りだします。

英語を使ったものの例では、カヌーという意味の“canoe”を並び替えて、海という意味の“ocean”という語を作り出すことができます。

英語以外の言語でもこの遊びをすることができます。

「アナグラム」を芸名やペンネームとして使用している人もいます。

たとえば、「ともさかりえ」「さかともえり」という名前で歌手として活動をしています。

「アナグラム」の使い方

文字を並べ替える言葉遊びという意味で使用をします。

英語のものやそれ以外の言語のものがあります。

どのような言語でも、文字を並べ替える遊びを指してこの言葉を使用できます。

「パングラム」と「アナグラム」の違い

どちらも言葉遊びの一種です。

「グラム」という言葉が入っていて5文字で似たような言葉ですが、それぞれの言葉が意味しているものは違います。

前者は、アルファベットのすべての文字を使った遊びです。

後者は、文字を並べ替えて別の言葉や文を作る遊びです。

「パングラム」の例文

・『パングラムは難しい』
・『難易度の高いパングラム』
・『日本語のパングラム』

「アナグラム」の例文

・『アナグラムで遊ぶ』
・『アナグラムは難しい』
・『日本語のアナグラム』

まとめ

どちらの言葉も言葉遊びを指しており、アルファベットや平仮名などを使う点では同じです。

しかし、同じ遊びではありません。