この記事では、「ネチケット」と「ネットリテラシー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ネチケット」とは?
ネチケットとは、文字を見れば何となく分かる様に、ネットワークという言葉と、礼儀作法を意味するエチケットという言葉を組み合わせる事で生まれた言葉です。
だからこそネチケットは、インターネットを利用する上でのマナーや礼儀を意味する言葉となっています。
「ネチケット」の使い方
ネチケットは、インターネット上で人々がやり取りしたり、情報を共有する際に守るべき礼儀作法を意味する言葉です。
そのため当然ですがこのネチケットは、ネット上でやり取りをする際に相手を気遣った言動をする、といった意味合いでネチケットを守る、という使われ方をする事が少なくありません。
ただしネチケットは相手を気遣う礼儀作法だけでなく、機種依存文字を使用しない、電子メールを送る際には書式を気遣う、といった形でコンピュータトラブルを起こさない様に配慮する事も含んで使われているのです。
「ネットリテラシー」とは?
ネットリテラシーはインターネットリテラシーを略した言葉であり、インターネットを意味するネットという言葉に、知識や利用能力といった意味があるリテラシーを加える事で、成立した言葉となっています。
なのでネットリテラシーは、インターネットを使用するのに必要となる知識や能力を表す言葉です。
「ネットリテラシー」の使い方
ネットリテラシーは、基本的にネットを使用するための知識やそれを活かす能力を表す言葉として使われています。
そのため具体的には、ネットリテラシーが低いとか逆にネットリテラシーが高い、といった使い方が良く見られるのです。
他にもネットリテラシーがある、ネットリテラシーがない、という使い方も見掛ける事が出来ます。
「ネチケット」と「ネットリテラシー」の違い
ネチケットとネットリテラシーは共に、インターネットに関連した話題に使われるべき言葉です。
そのため意味を混同してしまう人は、特に珍しくありません。
もっともネチケットは、ネットを利用する際に守るべきマナーや礼儀作法を意味する言葉です。
一方のネットリテラシーの方は、インターネットを適切に利用するための知識とか能力を表す言葉となっています。
「ネチケット」の例文
・『ネット上の掲示板を利用する際は、必ずネチケットを守る必要があります』
・『彼は暴言を書き込むばかりで、ネチケットを守る気が全然ありません』
「ネットリテラシー」の例文
・『私はネットを使う事は出来るものの、ネットリテラシーが高いとは言えません』
・『ネットリテラシーの低い社員のせいで、情報漏洩が起きてしまった』
まとめ
2つの言葉はどちらも、インターネットに関連して用いられる言葉です。
ただしネチケットは、ネットを使用する上での礼儀やマナーといった意味合いを持っています。
ネットリテラシーの方は、ネットを使うための知識や能力を示す言葉となっているのです。