この記事では、「割り切る」と「諦める」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「割り切る」の意味から取り上げます。
「割り切る」とは?
最初に「割り切る」の意味をご説明致します。
「割り切る」(わりきる)とは、自分の感情を殺すことを指しております。
自分の感情殺して、目的達成のためだけに言動・行動することを表しているのです。
また、最終的な目的がハッキリしている場合にも用いることがあります。
「諦める」とは?
次に「諦める」の意味を解説していきます。
「諦める」(あきらめる)の場合は、期待や希望が持てないと判断して、きっぱりと辞めることを表しているのです。
他の表現方法としては、「断念」などがあります。
「割り切る」と「諦める」の違いとは?
ここでは「割り切る」と「諦める」の違いを取り上げてみましょう。
「割り切る」の場合は、目的達成や遂行のために、個人的な感情を無視して、行動するさまを指しております。
そして、結果や結論が出ているときなどにも使われる表現です。
「諦める」の方は、見込みもなければ、期待もできないと判断して、全部辞めることを指しております。
前者は目的達成のために感情を殺して動きますが、後者の場合は全部辞めてしまうので、動きがなくなります。
ここが最大の違いになるのです。
「割り切る」と「諦める」の使い方の違い
この項目においては、「割り切る」と「諦める」の使い方の違いを説明します。
「割り切る」を使うときは、感情を入れずに、とにかく目的達成や任務遂行のために行動したり、考えて動くことを表すときに使います。
「諦める」を使う場合、見込みもなく、期待しても疲れるだけと感じられる場合、何もかにもやめることを指すときに使うものです。
それぞれの使い方を書きます。
前者の使い方
・「結婚生活は冷え切っているが、お金のためだけと割り切ることにしている」
後者の使い方
・「彼は何度も警察の世話になったりしているが、更生の余地はないと諦める」
「割り切る」を使った例文
ここでは「割り切る」を使った例文を書いていきます。
・『ビジネスとして割り切ることも大切だ』
・『割り切るには非常に葛藤などがありましたが、割り切った今では、それなりに楽しく生活しております』
・『お金と割り切られれば大丈夫です』
・『割り切るには自分の感情を入れてはいけない』
・『割り切るときは、無感情になりロボットのように動くことが大切です』
「諦める」を使った例文
最後の項目においては、「諦める」を使った例文を書きます。
・『味方艦隊の救援は諦めることにした』
・『諦めることも大切だと親に教えられました』
・『諦められたら、次のステップへ行きましょう』
・『諦めることはしたくない』
・『諦めることは簡単だが、そこからやり直すには、とても時間がかかるはずです』
まとめ
まとめとして「割り切る」とは、自分の感情を殺して、目的達成のためだけに動くことや、考えてみることを指しております。
「諦める」の場合は、何も期待できない状態や、見込みがないと思われたときに、全部やめることを表しているのです。