「通行規制」と「通行止め」の違いとは?分かりやすく解釈

「通行規制」と「通行止め」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「通行規制」「通行止め」の違いを分かりやすく説明していきます。

「通行規制」とは?

「通行規制」とは?

「通行規制(つうこうきせい)」とは、「自然災害の影響・土砂崩れの恐れ・道路凍結・大きなイベントなどがある場合に、通行を制限すること」を意味しています。

「通行規制」にはいくつか手段があり、車両(あるいは歩行者含む)の通行を一切禁止する「通行止め」も規制手段の一つになります。

「通行規制」のやり方として、時間帯による通行止めや片側車線だけの交代しながらの通行などがあります。

歩行者は通れる車だけの通行止めや道路凍結に対するスタッドレスタイヤ着用の規制などもあります。

「通行止め」とは?

「通行止め」とは?

「通行止め(つうこうどめ)」とは、「大雨・台風・土砂崩れの影響などで大きな通行の危険があるため、通行そのものを禁止すること」を示しています。

「通行止め」はもっとも厳しい「通行規制」の一種として解釈されます。

「通行止め」に指定された道路および区間は通行することができません。

「通行止めの標識」によって、「すべての車両および歩行者・すべての車・自動車だけ(二輪自動車・自転車は通行可能)」などの通行が禁止されることになります。

「通行止め」と似た標識に「進入禁止」もあります。

「進入禁止」は、「一方通行の道路の出口」に設置して「逆走の危険」を未然に防ぐためのものです。

「通行規制」と「通行止め」の違い

「通行規制」と「通行止め」の違い

「通行規制」「通行止め」の違いを、分かりやすく解説します。

「通行規制」は、「自然災害や土砂崩れ、大規模イベント、交通事故などを理由に、車両・歩行者の通行を規制すること全般」を意味しています。

それに対して「通行止め」は、「通行規制のやり方の一種+通行規制の中でももっとも厳しい禁止の一つ」を示している違いを指摘できます。

「通行規制」には「通行止め以外にも、時間帯規制・片側車線の規制・通行台数の規制・道路凍結時のチェーン規制」などがある点が違っているのです。

また「通行止め」は、「無理に進んでもそれ以上は物理的に進めない道路状態」が多いです。

「通行規制」は、「進もうと思えば物理的な障害はない道路の状態」であることも多い違いがあります。

「通行規制」の例文

「通行規制」の例文

・『世界的なアーティストのライブが行われるということで、東京ドーム周辺の通行規制が行われています。』

・『10年ぶりの大雪が降った影響で道路が凍結したため、チェーン装着あるいはスタッドレスタイヤ装着の通行規制が出されることになりました。』

「通行止め」の例文

「通行止め」の例文

・『通行止めの山道を強引に進もうとしたら、道が土砂で塞がれていて立ち往生する羽目になりました。』

・『車両全般が通行止めになっていたので、バイクから降りて押しながら通過することにしました。』

まとめ

まとめ

この記事では、「通行規制」「通行止め」の意味の違いを説明して、例文を紹介しましたがいかがでしたか。

「通行規制」「通行止め」の意味の違いを詳しく調べたい人は、この記事の内容をチェックしてみてください。