「餞別」と「送別」の違いとは?分かりやすく解釈

「餞別」と「送別」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「餞別」「送別」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

それでは「餞別」の意味から取り上げます。

「餞別」とは?

「餞別」とは?

最初に「餞別」の意味をご説明致します。

「餞別」(せんべつ)とは、自分の近くから離れていく人へ贈るお金などを指します。

分かりやすくいいますと、同僚などが異動する際や知人が旅行などに赴く際に渡すものです。

「送別」とは?

「送別」とは?

次に「送別」の意味を解説していきます。

「送別」(そうべつ)の場合は、仕事の都合や転校などで、別れなければいけない人を送ることを表している言葉となります。

「餞別」と「送別」の違いとは?

「餞別」と「送別」の違いとは?

この項目においては、「餞別」「送別」の違いを取り上げてみましょう。

「餞別」の場合は、自分の元などから離れる人や、旅立つ人に対して、はなむけとして配られるお金などを指します。

支度金などが「餞別」にあたります。

「送別」の方は、転勤や転校、異動などにより別れなければいけない人を、送ることです。

分かりやすくいいますと、「送別会」などを想像すると非常に分かりやすいでしょう。

「餞別」と「送別」の使い方の違い

ここでは「餞別」「送別」の使い方の違いを説明します。

「餞別」を使うときは、離れていく人に対して、はなむけとして配るお金などを指すときに使います。

「送別」を使う場合、別れていく人を送るときに使うことが一般的です。

それぞれの使い方を見ていきましょう。

前者の使い方
「わざわざ旦那様が餞別までくださった」
後者の使い方
「後輩たちがわざわざ送別会を開いてくれました。

本当に嬉しかったです」


「餞別」を使った例文

「餞別」を使った例文

それでは「餞別」を使った例文を書いていきます。

・『修学旅行の餞別として5,000円を貰いましたが、随分とシケた餞別だと思いました』
・『部下たちが餞別として自分が好きなDVDをプレゼントしてくれました』
・『餞別が50,000円も入っておりましたので、感謝の電話しました』
・『餞別を貰いましたので、落ち着いたら連絡して、機会があれば何かお返ししたいと思っております。本当にあの職場にはお世話になりました』
・『餞別を贈る際に、お金の方がいいのか、何かの品物の方がいいのか迷っているので、同僚に相談しようと思います』

「送別」を使った例文

「送別」を使った例文

最後の項目において、「送別」を使った例文を書きます。

・『送別会の会費として3,000円を隣の課の課長に徴収されてしまいました。今月はピンチなので非常に辛いものがあります』
・『同級生を送別するのは非常に淋しいものがありますが、これも新しい1歩だと思って受け入れようと思います』
・『送別会が明日ありますので、髪を切ってこようと思います』
・『送別する方もされる方も、非常に辛いものがあります』
・『味方艦の乗組員を送別しました。無事を祈っております』

まとめ

まとめ

まとめとして、「餞別」は自分の元などから離れていく人に対して、感謝の気持ちを込めて贈る品物やお金を指しております。

「送別」の場合は、別れる人を送ることを指しています。

場合によっては、送別会などが開かれることがあるのです。