この記事では、「曖昧」と「曖昧模糊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「曖昧」とは?
「曖昧」は物事の定義がはっきりしておらず、適当であることを意味します。
ただし、一応物事で何をすべきかなどはある程度分かっているうえで、何をどうすべくかをはっきりさせてない状態が「曖昧」に当たります。
例えば、「曖昧な指示」という言葉があれば、これは、支持を受けたという事実は理解できるが、指示で何をすべくかは理解していないということです。
つまり、指示という部分だけは理解できたが、どうするという部分ができてないが故、「曖昧」という表現に当たるのです。
この指示を受けたという部分ですら理解してない場合、「曖昧」よりも深い意味で理解できないという言葉を使用します。
「曖昧模糊」とは?
「曖昧模糊」は、物事の定義以前に受けた内容すら理解できない場合用いる表現です。
例えば、上司が部下に何やら指示を出していますが、支持をされていること自体理解できないと、「曖昧」というはっきりと理解していないという定義を飛び越え、まったく理解していないということが「曖昧模糊」です。
この模糊という部分が、形や、どういったものであるかすら理解してないという意味で、曖昧という、どうするべく行動するかという問題よりも、もっと深い意味で何を言っているのかさえ分からない場合「曖昧」に「模糊」が付き、まったく理解してないとなります。
「曖昧」と「曖昧模糊」の違い
「曖昧」と「曖昧模糊」の違いですが、実は意味合い的には同じ意味合いですが、模糊という言葉が付いている方がより、事の内容を理解してないと言われています。
この模糊は、形やどういった趣旨であるかという部分に当たり、内容うんぬんよりも何をすべきなのかという根本からわかっていません。
その為、違いは、ある程度内容を理解しているか、まったく内容や指示すら理解してないかが「曖昧」と「曖昧模糊」の違いです。
まとめ
「曖昧」と「曖昧模糊」の違いは、四字熟語であるか、そうではないかという声もありますが、もう一つあり、「曖昧」は内容をある程度理解しているが完全ではない場合、「曖昧」になり、それよりもひどい状態で指示や内容すら理解できない、つまり形を認識できないものが「曖昧模糊」です。
「曖昧」という言葉は、元々は暗い場所でははっきりと状態が分からないという意味でした。
そして「曖昧模糊」は暗がりでは、どのような形をしているかなどすべてが分からないという意味でした。
その為、「曖昧」は、ある程度暗がりで形なりを把握しているが完全ではないことから、完全に把握してないがある程度理解したとなったのです。
それよりも、理解できない状態が「曖昧模糊」でこっちは触ってみてももはや形すら暗がりでは理解できないという意味に当たるため、まったく理解できないという意味になります。
ですので、「曖昧」は、ある程度理解できるが完全ではない、「曖昧模糊」は全く分からないと解釈します。