皆さんの周りには「モラハラ」と「短気」が当てはまる人がいないでしょうか?
そこでこの記事では、「モラハラ」と「短気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モラハラ」とは?
「モラハラ」は「モラルハラスメント」の略語ですが、意味としては「倫理や常識を超えた精神攻撃的な嫌がらせをしたりいじめの行為のこと」を指しています。
言い換えると、「お前に役立ない人間だ」「使えない奴だ」といったような道徳や倫理に反する精神的嫌がらせ」となるのです。
「短気」とは?
「短気」は「たんき」という読み方になるのですが、「辛抱することができずにすぐにイライラしたり怒ったりすること」、あるいは「そのような性格や性質」「気が短い」という意味を持っている言葉です。
「モラハラ」と「短気」の違い
ここで「モラハラ」と「短気」の違いを見ていきましょう。
どんな相違点があるでしょうか? 「モラハラ」は「倫理や常識を超えた嫌がらせやいじめの行為のこと」を意味しており、「短気」は「辛抱できずにイライラしたり怒ったりすること」を指しています。
ここで2つの言葉の違いを見ると、「短気」は直すことができ、怒りやイライラが収まることが早いです。
しかも、「短気」な性格の人との関わり次第でその反応が変わってきます。
一方の「モラハラ」は基本的に直ることがありませんし、ねちねちと嫌味を言う時間が長いでしょう。
しかもその傾向が収まることは基本的にあり得ない点が異なっています。
「モラハラ」の例文
ここで「モラハラ」の例文を考えてみることにしましょう。
どのような文章があるでしょうか? ・『ウチの課長はモラハラがひどいんだよね。そのせいでどれだけの部下が精神的に病んでしまったことか。でも、社員の1人が人事部に相談したのでこれまでのことが公になったんだ。そのために課長は降格処分になったよ。これで課の雰囲気がよくなるね』
・『ウチの会社もやっとモラハラ相談室ができたな。でもそのおかげで数々の相談者が来たってさ。それだけこの会社でモラハラが横行していたかが分かったよ』
「短気」の例文
続いて「短気」の例文を見ていくことにしましょう。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
・『ウチの課長は瞬間湯沸かし器って言われるほど、すっごく短気なんだ。ちょっとしたことですぐに爆発してしまうんだ。でも、情にもろくて基本的にいい人だから叱られても後腐れがないんだよね』
・『俺って短気な性格しているから、しなくてもいい失敗を重ねて来たんだ。もっと冷静に対処することができればもっと昇進できていたもしれないな』
まとめ
ここまで「モラハラ」と「短気」の意味や違いを見てきました。
この2つの言葉が当てはまる人が身近にいた場合は、関わり方を考える必要があるかもしれません。
但し、「モラハラ」は社会的に大きな問題になっているので、かなり環境が改善しているのではないでしょうか。