「ウール」と「カシミヤ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ウール」と「カシミヤ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ウール」「カシミヤ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ウール」とは?

「ウール」とは?

「ウール」とは、羊毛を指して使う言葉です。

衣服や敷物などの材料とされることが多く、これが原料のそれらには「ウールマーク」が付いていることで、他の材料と区別できます。

ただし、他の材料と混合の場合にも似たようなマークが付いていることがあるので注意が必要です。

具体的には、ウールが50%以上だとウールマークブレンド、30~50%混合率の場合はウールブレンドという種類があり、純粋なウールマークは羊毛が99.7%以上という規定があります。

この材料は、水に塗れると縮むという性質がある為、これを使った衣服などの洗濯の際にはきちんとした方法で行わないといけません。

「カシミヤ」とは?

「カシミヤ」とは?

「カシミヤ」は、カシミヤヤギの体毛のことで、前述の「ウール」のように、衣服などの材料として利用されています。

動物の体毛でこれらのように利用されているものとしては、これらの「ウール」「カシミヤ」、ヤギの体毛になる「モヘヤ」、ウサギのそれの「アンゴラ」が有名ですが、その中でも一番高級とされるものがこの「カシミヤ」となっています。

その理由として、軽さや暖かさ、上品な光沢がある点がよく挙げられますが、生産量の少なさが一番の理由です。

1頭のカシミヤヤギから一年に一度、200キログラム程度しか収穫できない為、一枚のセーターをこの材料だけで作るとなると、4~5頭分が必要になります。

よって、「カシミヤ混」という形で、ウールなどの他の素材と混合で使われている場合も多いです。

「ウール」と「カシミヤ」の違い

「ウール」と「カシミヤ」の違い

「ウール」「カシミヤ」の違いを、分かりやすく解説します。

先のように、「ウール」は羊の体毛で、「カシミヤ」はカシミヤヤギからとれる同じく体毛になります。

後者の方が高級な素材として衣服などに使用されていますが、それだけのものは大変高価になる為、他の素材と混ぜてカシミヤ混という使い方も多く見られます。

まとめ

まとめ

「ウール」「カシミヤ」には、このような違いがあります。

「ウール」でも、99.7%以上の混合率を示す「ウールマーク」が付いているものは高級品だと考えていいでしょう。