この記事では、「リマインド」と「再送」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リマインド」とは?
思い出させること、思い起こさせることです。
思い出すには、現在よりも前の時点の忘れていたことが、頭に再び浮かぶという意味があります。
たとえば、明日の12時に友達と食事をする約束をしていたとします。
今日のある時点までは、そのことが頭の中に浮かんでいなかったのですが、ある出来事がきっかけで頭に浮かびました。
これが、思い出すです。
頭に浮かんだのは、ドラマを見ていて「友達と約束があるの」というセリフを聞いたからです。
このセリフが思い出させてくれたのです。
このような、合図、人、物などによって思い出すこと、つまり思い出させることを意味しています。
「リマインド」の使い方
何かによって忘れていたことが頭に再び浮かぶことを指して使用します。
物や合図など、何かが思い出させてくれることをいいます。
「させる」なので、しむける意味が含まれているのです。
ビジネスシーンでは、再確認という意味で使われています。
もう一度問い合わせなどをして、相手に思い出させるのです。
「再送」とは?
もう一度送りなおすことです。
ファックスのことで考えてみます。
ファックスは、紙に書かれたものなどを機械が読み取り、電気信号に変換しています。
そして、電話回線などを利用して、相手の機械に送り、その機械が電気信号を読み取って、紙などに出力します。
相手の側の機械に紙がセットされていないと、こちらが送ったものを相手が受け取ることができません。
そういったときには、もう一度送りなおす必要があります。
これが「再送」です。
送るには、物や情報を相手の人に届くようにするという意味があります。
つまり、「再送」は物をもう一度送りなおすことも、情報をもう一度送りなおすことも意味していることになります。
「再送」の使い方
物や情報などをもう一度送りなおすこと、という意味で使用をします。
一回目の送ることではなく、二回目以降のことをいいます。
「リマインド」と「再送」の違い
前者の言葉は、思い出させるという意味です。
送るという意味ではありません。
しかし、ビジネスシーンではメールなどをもう一度送る意味で使用されています。
後者の言葉は、送りなおすという意味です。
メールをもう一度送ることも意味します。
同じことを指しているように感じますが、前者は「思い出させる」という意味合いで、後者は「再度送る」という意味合いです。
「リマインド」の例文
・『アプリがリマインドしてくれました』
・『リマインドする設定』
・『リマインドした』
・『時計の機能でリマインドする』
「再送」の例文
・『再送をお願いします』
・『再送してくれたので助かりました』
・『再送を行っています』
・『再送可能ですか?』
まとめ
ビジネスシーンでは同じような意味で使われていますが、2つの言葉が持っている本来の意味合いは違います。