この記事では、「思う」と「考える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思う」とは?
「思う」は「おもう」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとについて意見を持つ」という意味で、自分で判断したり決断したりして、その様な意見を持つことです。
2つ目は「目の前にないものごとについて、心を働かせる」という意味で、現在直接見えないことに対してあれこれと想像することです。
3つ目は「希望する」という意味で、その様になって欲しいと願うことです。
4つ目は「気に掛ける」という意味で、自分以外の人やものごとを心配することです。
5つ目は「ある感情が心に生じる」という意味で、喜怒哀楽の感情が心に沸き起こることです。
上記に共通するのは「頭に浮かんでくる気持ち」という意味です。
「思う」の使い方
「思う」は「あるものごとについて意見を持つ」「目の前にないものごとについて、心を働かせる」「希望する」「気に掛ける」「ある感情が心に生じる」という意味で使われます。
動詞として「思う・思った」と使われたり、副詞として「思って」と使われたり、名詞として「思い」と使われます。
基本的に、日常生活を送る中で、頭に浮かんでくる様々な気持ちに対して使われる言葉です。
「考える」とは?
「考える」は「かんがえる」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「知識や経験などに基づき、しっかりと判断すること」という意味で、筋道を立てて判断したり、結論を出すことです。
2つ目は「然るべき方向で予想する」という意味で、ものごとが当然そうあるべきという方向で想像することです。
3つ目は「はっきり決意する」という意味で、ある目的により行動しようと意図することです。
4つ目は「あれこれと頭に浮かべる」という意味で、関係性のある事柄や事情について、あれこれと頭に浮かべることです。
5つ目は「工夫して創り出す」という意味で、今までにない発想をすることです。
上記に共通するのは「論理的に判断する」という意味です。
「考える」の使い方
「考える」は「知識や経験などに基づき、しっかりと判断すること」「然るべき方向で予想する」「はっきり決意する」「あれこれと頭に浮かべる」「工夫して創り出す」という意味で使われます。
動詞として「考える・考えた」と使われたり、副詞として「考えて」と使われたり、名詞として「考え」と使われたりします。
基本的に、それまでの知識や経験などに基づき、論理的に判断したり結論づけたりすることに使われる言葉です。
「思う」と「考える」の違い
「思う」は「日常生活を送る中で、頭に浮かんでくる様々な気持ち」という意味です。
「考える」は「それまでの知識や経験などに基づき、論理的に判断したり結論づけたりすること」という意味です。
「思う」の例文
・『私は君の意見は正しいと思う』
・『将来的にビジネスを始めようと思う』
・『まさかそんなことはないだろうと思っていた』
・『人前であまりに褒められて恥ずかしく思う』
「考える」の例文
・『この件はよく考えてからお返事させて頂きます』
・『彼女とは将来的に結婚を考えています』
・『周りの状況をよく考えて行動しなさい』
・『新しい企画を考えることで頭がいっぱいだ』
まとめ
今回は「思う」と「考える」について紹介しました。
「思う」は「頭に浮かぶ」、「考える」は「論理的に判断する」と覚えておきましょう。