こちらの記事では、「共通点」と「相違点」の違いを分かり易い形式で説明します。
「共通点」とは?
共通点とは、きょうつうてんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、2つ以上のもののどれにも当てはまって通用するといった意味の共通の漢字に、特定の位置や評価といった意味がある点の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ共通点は、2つ以上のものに共通して存在している性質や物事といった意味を表すのです。
「共通点」の使い方
共通点は、2つ以上の異なったものに共通している部分といった意味を表現する際に使われる言葉となっています。
例えば3つのものがあり全て色が青だったりすると、青色が共通点という事になるのです。
この様に性質や性格等、2つ以上のものに共通している要素を見付ける事を、共通点を見出す、といった表現で表す事が少なくありません。
「相違点」とは?
相違点とは、そういてんという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、2つのものの間に違いがあるといった意味を持っている相違の文字に、特定の箇所や値といった意味を有する点の文字を加える事で完成した言葉となっています。
そのため相違点は、2つ以上のものの中で異なっている部分という意味を示すのです。
「相違点」の使い方
相違点は、複数の事柄において、異なっている性質や点といった意味を表現する際に用いられる言葉となっています。
例えば双子を例にすると、外見はとても似ているのに、性格の方は積極的な兄と引っ込み思案な弟といった形で全く違っている事があるのです。
そういった性格の違いが、2人の相違点と呼べる部分だったりします。
「共通点」と「相違点」の違い
共通点と相違点の文字表記を見比べてみれば、直ぐに最初の2文字が共通と相違という明らかな違いを見出す事が可能です。
ただし3文字目は同じ点の漢字が使われていますが、最初の2文字の漢字が違う事で示す意味合いにも違いが生まれています。
まず共通点ですが、2つ以上の複数のもの全てに共通している性質といった意味を表す言葉です。
一方の相違点は、複数の事柄において互いに違っている部分や性質といった意味に用いられます。
「共通点」の例文
・『私と彼女は互いにキャンプ好きという共通点のお陰で、仲を深める事が出来ました』
「相違点」の例文
・『研究を進めるにはそれら2つの物質の相違点を多く見付ける必要があります』
まとめ
2つの言葉は共に3文字目に、点という同じ漢字が使用されているのです。
ですが最初の2文字は全く違う漢字が使用されている事から、表す意味合いにも明確な違いを見出す事が出来ます。
ちなみに共通点とは、2つ以上の物事の全てに共通している部分や性質といった意味を表する時に使用される言葉です。
対する相違点は、2つ以上の複数のものに対し、異なっている値とか性質といった意味を示す言葉となっています。