この記事では、「体言止め」と「倒置法」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体言止め」とは?
「体言止め」とは、日本語における文章表現の1つで、語尾を名詞や代名詞で終わらせる表現です。
例えば、「抜けるように晴れ渡る青空」といった文章がそれになり、「目も眩むほどの財宝」としてもそれになります。
丁寧な表現にはなりませんが、所々で使うことで全体の流れにインパクトを付けることができる為、小説では度々用いられています。
「倒置法」とは?
「倒置法」は、本来の日本語として使う文章の順序とは逆にする技法です。
例として、「それは起こった、突然に」といったような文章がそれになり、本来であれば、「それは突然に起こった」となるはずですが、この「倒置法」として、遭えて逆にしています。
このように表現することで、文章として強調することができる狙いがあり、こちらも小説では度々用いられており、「体言止め」と同様に、これらの使い方がうまいと、臨場感を出すことができたり、テンポよく読み進めることができます。
「体言止め」と「倒置法」の違い
「体言止め」と「倒置法」の違いを、分かりやすく解説します。
「体言止め」は、名詞や代名詞のような「体言」で文章が終わる表現で、「倒置法」は、文章の順番を本来とは入れ替える技法になります。
これらは前述のように、小説においてはよく見られる日本語の表現や技法です。
公式な文章では使うべきではありませんが、何かの発表などにおいては使い方次第で、表現したい対象にインパクトが付けられたり、よりうまく伝えることができます。
ですが、「倒置法」の使い過ぎは、文章として読みにくくなってしまうだけなので注意が必要になります。
ここぞという時に使ってこそ、そのように使う意味があると言えるでしょう。
まとめ
「体言止め」と「倒置法」は、このように違いますが、共に文章に対しての飾り付けだと表現でき、使い方次第で、同じ意味になる文章でも印象が大きく変わるものです。