この記事では、「棚卸資産」と「在庫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「棚卸資産」とは?
「棚卸資産」とは、会計用語の一つですが、手持ちの商品、原材料、製品などの種類、数などを調べて価格を評価したものを言います。
わかりやすく言えば、持っている「在庫」「財産」ということになります。
当たり前ではありますが商売などするにあたって「棚卸資産」を持っていなければ「売る物がない」ので仕事になりません。
「在庫」とは?
「在庫」とは、品物が倉庫などに置いてあることを言います。
また企業やお店において、材料、途中までできた物、製品、商品といったものを言います。
わかりやすく言えば「持っている物」「今、ある物」ということになります。
仕事だけでなく、家庭内で所有している物を「在庫」ということもあります。
「子供が沢山食べたから、お菓子の在庫がなくなった」「セールで買い過ぎて、洗剤の在庫がどっさり戸棚にある」などと日常的な会話でも使われることが多い言葉です。
「棚卸資産」と「在庫」の違い!
「棚卸資産」と「在庫」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、商売、仕事においてはほとんど同じ意味と解釈していいでしょう。
どちらも、原材料、途中までできあがった製品、製品、商品といった意味を持っています。
違いと言いますと、「棚卸資産」とは会計用語で、棚卸しによって価格が評価されるということです。
もし、すでに古くなっていたり、商品として価値がないという評価になれば「資産」ではなく「負債」ということになるでしょう。
一方で「在庫」という言葉にはそのような意味はありません。
あくまで「今ある物」「持っている物」ということになります。
ですが「不良在庫」といった言葉になれば意味合いは変わってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「棚卸資産」と「在庫」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも商売、仕事などに関係する言葉です。
それぞれの意味、違いを正しく理解して使い分けてください。