「外」と「他」の違いとは?分かりやすく解釈

「外」と「他」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「外」「他」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「外」とは?

「外」とは?

「外」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「外」「ほか」と読みます。

「外」には「ある範囲以外のこと」という意味があります。

ある場所以外のところや、範囲を超えた部分について使用します。

例えば行方不明者を探すとき、「どこか、外を探す」という場合は、現在探している場所以外を探すという意味があります。

また家以外の場所に行くことを「外に行く」と言います。

さらに、仕事やバイトなどで、作業を始める前の想像以上に、難しい作業をすることがあるかもしれません。

この場合は、作業の困難さが、想像の範囲を超えているため、「思いの外、作業が困難だ」などと言うことができます。

他にも、ミステリー小説を読んでいるとき、結末が想像の範囲を超えていたという場合は、「想像の外の結末だ」などと、「外」を使った文章を作ることができます。

「他」とは?

「他」とは?

「他」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「他」「ほか」と読みます。

「他」には、「別のもの」という意味があります。

例えば、自分が現在勤めている会社ではなく、別の会社を指す場合、「他の会社」ということができます。

また、現在暮らしている街ではなく、別の街について話すとき、「他の街」と言います。

さらに、会議の席で、たくさんの意見が出たとき、それとは別の意見があるかどうか尋ねる場合は、「他の意見があれば、発言してくれ」などと言います。

「他の方法を試してみる」「他の人に会う」など、「他」という言葉を使ったたくさんの言葉があります。

「外」と「他」の違い

「外」と「他」の違い

「外」「他」の違いを、分かりやすく解説します。

「外」には「ある範囲以外のこと」という意味があります。

例えば、地図などに、赤いペンで丸く囲った場合、赤ペンで囲った範囲以外を、「外」と呼びます。

一方で、「他」には、「別のもの」という意味があります。

例えば、本の単語に赤いペンでアンダーラインを引いた時、それ以外のものを「別」と呼びます。

このような違いがありますが、実は、「外」「他」は、厳密に使い分けられているわけではなく、同義語として自由に置き換えられている場合もあります。

例えば、「やり続ける以外にない」という意味で、「やり続ける他ない」というとき、また「やり続ける外ない」ときがあります。

どちらの表記でも正解のため、ややこしいので、「カナ書き」であることが一般的になります。

「やり続ける他ない」「やり続ける外ない」「やり続けるほかない」と表記するのが、一般的となります。

まとめ

まとめ

「外」「他」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、意味の違いがありました。

ただし、厳密に区別されて使われているわけではないこと、ほとんどの場合、「ほか」とカナ書きで使われていることを、併せて知っておきましょう。