この記事では、「思わせぶり」と「本気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思わせぶり」とは?
「思わせぶり」は、相手に対し意識があるように思わせる行為を意味します。
ただし、この行為には、わざと行うものと知らないうちに行っている場合があります。
一般的に恋の駆け引きとして用いられる「思わせぶり」。
特定の人に対し言葉や態度などで相手に期待を持たせることを意味します。
また、これだけではなく、「思わせぶり」の中には、自分では意識していないにも関わらず、相手に優しく接することで勘違いされる場合もあり、これに対しても「思わせぶり」という言葉が用いられます。
このような意味から「思わせぶり」は、「期待させるような」や「気を持たせるような」、「その気にさせるような」などと言い換えることができます。
「思わせぶり」の使い方
「思わせぶり」には、「思わせぶりな態度」や「思わせぶりな口調」、「思わせぶりな電話」、「思わせぶりなほほ笑み」、「思わせぶりな女」などといった言葉があります。
「本気」とは?
「本気」は、本当の気持ちと書きます。
真面目な気持ちや真剣な気持ちを意味し、恋愛における「本気」とは、相手のことを本当に好きだと思っている気持ちを表す言葉です。
このような意味から「本気」は、「真正直」や「一途」、「真剣」、「全力」、「ひたむき」などと言い換えることができます。
「本気」の使い方
「本気」には、「本気の恋」や「本気に好きなる」、「本気を出す」、「本気にする」などといった使い方があります。
「思わせぶり」と「本気」の違い
恋愛における「思わせぶり」と「本気」には、大きな違いがあります。
「思わせぶり」の場合、相手のことを真剣に考えておらず、恋愛対象としても考えていません。
相手への好意など関係なく、相手に対しあたかも興味がある、好きだというように期待させることを意味します。
それに対し、「本気」は違います。
相手に対し真剣に好きだという気持ちがあり、強い恋愛感情を持っていることを意味します。
このように、「思わせぶり」と「本気」とでは、全く異なった意味となります。
「思わせぶり」の例文
・『あの女の思わせぶりな態度にすっかり騙されました。』
・『彼女の思わせぶりな口調には、わかっていても騙されてしまいます。』
・『あなたたちが与えてくる、思わせぶりな情報に振り回されるのはこりごりです。』
・『私のどこが、思わせぶりな態度だったのだろうか。』
「本気」の例文
・『あなたの気持ちを本気にしてもいいのですか。』
・『その気持ちは本気ですか。本気なら、こちらも真剣に考えたいと思います。』
・『本気だった恋に破れ、一晩中ベッドで泣いていました。』
・『本気の恋をしたのは、あの時が最初で最後でした。』
まとめ
以上のように「思わせぶり」は単に期待させるだけの行為であり、恋愛に真剣に向き合っているとは言えません。
それに対し、「本気」は、相手のことを真剣に考えていることを示し、受け取るほうも真剣に考える必要があるものとなります。