この記事では、「質問」と「聞く」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象がある2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「質問」とは?
「質問」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「質問」は「しつもん」と読みます。
「質問」には、「わからないところや、疑わしい部分について、問いただすこと。
その内容」という意味があります。
例えば、授業を受けていてわからないところが出てくることがあります。
この時、先生に問いただす行為を「先生に質問する」と言います。
また、先生が、生徒が問いただしてきた部分に対して、答えるとき、「質問に答える」という文章にできます。
会議の時などに、疑わしい部分について問いただすことが多かった場合は、「会議で質問がおびただしく出る」などと言います。
他にも、「質問の調子がおかしい」「質問で苦しめられる」「質問に対して返事がない」などという使い方ができます。
「聞く」とは?
「聞く」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「聞く」は「きく」と読みます。
「聞く」は「音や声を耳に受ける。
耳に感じる」という意味があります。
例えば廊下の方で音を耳で感じる時、「廊下の物音を聞く」という文章にできます。
次に「聞く」には、「話を情報として受け止める」という意味があります。
「情報によると」という意味で「聞くところによると」などというフレーズを使うことがあります。
さらに、「聞く」には「尋ねる。
問う」という意味があります。
わからないところを誰かに尋ねるときに、「聞く」という言葉を使い、「質問」と似た意味を持ちます。
「道を聞く」「都合を聞く」「スケジュールを聞く」などという使い方ができます。
「質問」と「聞く」の違い
「質問」と「聞く」の違いを、分かりやすく解説します。
「質問」には、「わからないところや、疑わしい部分について、問いただすこと。
その内容」という意味があります。
「聞く」には「尋ねる。
問う」という意味があります。
例えば、「駅までの道について、質問する」という場合と、「駅までの道を聞く」という場合は、基本的に同じ意味となります。
このように「質問」と「聞く」には、「分からない部分を問う」という共通する意味があります。
ただし、「聞く」には、「音や声を耳に受ける」という意味や、「話を情報として受け止める」という意味など、様々な意味があります。
このように「質問」と「聞く」は「分からない部分を問う」という意味においては、同じ言葉として置き換えることができます。
しかし「聞く」には、もっとたくさんの意味があるという違いがあることが分かりました。
まとめ
「質問」と「聞く」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、「分からない部分を問う」という共通する意味があります。
ただし、「聞く」は、様々な意味を持つ適用範囲の強い言葉だということを知っておきましょう。