「乗る」と「載る」の違いとは?分かりやすく解釈

「乗る」と「載る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「乗る」「載る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「乗る」とは?

「乗る」とは?

「乗る」には主に3つの意味があります。

1つ目は人が何かのものに上がる、身を置く、といった意味です。

「体重を掛ける」「体を預ける」「寄り掛かる」などを言い換えることができる行為です。

2つ目は、何かと一緒に運ばれる、移動手段を利用する、といった意味です。

「搭乗」「乗車」「乗船」などと言い換えることができる行為です。

3つ目は要求に応じる、合致する、といった意味です。

「同意する」「理解する」などと言い換えることができる行為です。

これら3つが「乗る」の主な意味となります。

「乗る」の使い方

それぞれの意味に応じた使い方がある「乗る」

「車に乗る」「調子に乗る」「おだてに乗る」「気分が乗らない」などといった使い方となります。

「載る」とは?

「載る」とは?

「載る」には主に3つの意味があります。

1つ目は荷物を積む、といった意味です。

「積載」と言い換えることができる行為です。

2つ目は物が何かの上に置かれる、といった意味です。

「据え付ける」と言い換えることができる行為です。

3つ目は新聞などに記録される、といった意味です。

「掲載」「収録」などと言い換えることができる行為です。

これら3つが「載る」の主な意味となります。

「載る」の使い方

それぞれの意味に応じた使い方がある「載る」

「荷物を載せる」「雑誌に載る」「名前が載る」などといった使い方となります。

「乗る」と「載る」の違い

「乗る」と「載る」の違い

まず、「乗る」「載る」を比較した場合、「乗る」の方が様々な場面で用いることができる言葉となります。

それに対し用いることができる場面が限られているのが「載る」で、「載る」を用いる際には注意が必要です。

使用する対象別に違いを見ると、主語が人の場合は「乗る」

主語がものの場合は「載る」が基本です。

また、何かの上に置かれている状態の場合は基本、「乗る」

雑誌などに記録される場合は「載る」となります。

このように主語や何に置かれているのか、のせられているのか、などによって使い分けることとなります。

「乗る」の例文

「乗る」の例文

・『私は船酔いしてしまうので、長時間船に乗ることはできません。』

・『今日は気分が乗らないので、デートは中止してください。』

・『お調子者の彼は、いつも、友達からのおだてに乗って失敗する。』

・『やっと、事業が軌道に乗り始めました。』

「載る」の例文

「載る」の例文

・『私が応募した漫画が雑誌に載ることになりました。』

・『生徒の個人情報が載る大切な書類を紛失してしまいました。』

・『車に荷物を載せて、いざ、家族旅行に出発です。』

・『棚の上段に載った本を取って頂けませんか。』

まとめ

まとめ

文章によっては、使い分けが難しい「乗る」「載る」

その際は、主語が何なのか。

また、どのような状態なのか。

といったことを踏まえ使い分けると簡単です。