この記事では、「影響 」と「真似」の違いを分かりやすく説明していきます。
「影響」とは?
「影響」には、物事の力や作用が他のものにまで及ぶといった意味があります。
他のものに力を及ぼし、その結果、反応や変化が生じることを「影響」と言い、人は、様々な人やものから何らかの「影響」を受けていると言えます。
「影響」は、「効果」や「作用」、「波及効果」、「反響」、「伝導」などに言い換えることができます。
「影響」の使い方
「影響」は、「影響が大きい」、「影響が小さい」といった表現方法のほか、「影響がある」、「影響がない」、「影響を与える」、「影響を受ける」などといった形で用いられます。
また、「悪影響」や「良い影響」、「影響力」などといった言葉もあります。
「真似」とは?
「真似」には、形や容姿、内容などを同じにすることといった意味があります。
見た目や形だけをその人やものなどを同じにすることを意味するほか、行動や振る舞いなども一緒にすることを意味する言葉となります。
「真似」は、「模倣」や「イミテーション」、「コピー」などに言い換えることができます。
「真似」の使い方
「真似」は、「真似する」、「真似した」などといった表現方法のほか、「真似できない」や「真似をするな」などといった形で用いられます。
また、「もの真似」や「馬鹿な真似」、「なめた真似」などといった言葉もあります。
「影響 」と「真似」の違い
「影響」と「真似」には異なった意味があります。
「影響」は、他の人やものに影響を及ぼすことを意味し、「真似」は、他の人やものと見た目などを同じにすることを意味します。
「影響」は、人から受けるものに対し、「真似」は、自ら、その人と同じにするように動くものとなります。
この違いも「影響」と「真似」の大きな違いです。
「影響」の例文
・『私は、子供の頃に見た映画に影響され自分自身も俳優を目指すことになりました。』
・『彼の発言力による影響は、クラスで非常に大きなものとなります。』
・『子供の悪影響になるようなことはやめてください。』
・『私は、決してゲームが子供に悪影響ばかり与えているとは思いません。良い影響を与えることもあると思います。』
「真似」の例文
・『子供は親の真似をすることで、色々なことを学びます。』
・『大好き芸能人の真似をするため、まずは、同じブランドの洋服を買ってみました。』
・『あなたの真似など、私には到底できない。』
・『私は子供の頃、大好きな姉の真似ばかりしてきました。』
まとめ
以上のように「影響」と「真似」は違った意味を持つ言葉となります。
「影響」の場合、知らないうちに受けてしまうこともありますが、「真似」の場合、基本的に自分の意志で行うものとなります。
そのため、自分が好んで行う行為が「真似」ということになります。
それに対し、「影響」は受けたくなくても受けてしまう可能性がある、そのようなものとなります。
